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2010年07月20日

木曽路は山の中・・・

7月18日、午前3時50分。

 昨夜11時前後の就寝時間となれば、たった5時間足らずの睡眠。ちなみに、ここ数年、急速に

 赤ちゃん化!

の進行しつつあるこのひげオヤジ。齢五十を過ぎた現在、少なくとも一日8時間は寝ないと使い物にならない!というのがその真実だが、そんなこともお構いなしにザブザブと冷水で顔を洗い、昨夜の焼酎をきれいさっぱり洗い流しつつ、着替えを済ませ、朝一番のコーヒーを胃袋に流し込む・・・。
 なぜにそんなに急ぐのかと言えば、ここは信州伊那のホテルの一室。6月石徹白春の陣にて、

 次はきっと木曽で会おうね!

とお約束した、あの紀州みかん公が主催となる、

 勝手に源流の陣 2010 夏!

に無謀にも単身参加を決め込んでいるからに他ならない。



 ということで、4時20分を過ぎる頃には車上の人となりつつ、いまやお馴染みになった、四つのトンネルと大きなヘアピンカーブを通り過ぎ、お約束の5時少し前に集合場所に到着。途中右手の車窓から眺めた木曽川本流のその圧倒的な、

 ダダ濁り!(>_<)

の様相に、少しく恐れおののきつつも(ちなみに当日の木曽一帯は、「土砂災害警戒態勢発令中」の最中とのこと。まっとうな人間なら普通はこんな時に釣りに来ない・・・)、先ずはユルユルと車から降りてみる。見れば、さすがに三連休中日。駐車場には車中泊を決め込む車が幾重にも並んでいるが、その中を「どれどれ・・・」と見渡してみれば、これももうとうにお馴染みになった

 NISSANの4駆!

が階段下のスペースにちんと鎮座まします。「いたいた」と思い歩み寄れば、フロントグラスの向こうから、優しい目つきだけがまるっきり一緒の、みかん公&夏みかん大公の両人そろった、

 紀州みかんBrothers!

のお二人が小生に向け、軽く手を振ってくれている。「やあやあ、来ましたよ。」というご挨拶もそこそこに、次は同じNISSANのセダンとコンパクトカーが次々と駐車場に集結、セダンから降りてくるのは、この木曽を本拠に、乗鞍、白馬までを庭としながら大きくなってこられた、

 渓流の申し子・・・こと、kisoyamame名人!

のお姿であった。

 さらには黒いドアをしずしずと押し開けつつ、サンダル姿に白シャツ短パン、白髪交じりの頭をボリボリ掻きつつ現れたその姿を見ていれば、これはもう、誰がもう何と言おうと、

 ただの大阪のオッチャン・・・こと、tennen-amago叔父

に他ならない。さらに待つこと2分。今度はブロロオォォォッ!と、改造マフラー音も高々に赤のHONDAが駐車場に飛び込んでくる。「こんな朝早くから、暴走族のくせに新聞配達かよ・・・」と考えるのはあまりに早計。車からのっそりと姿を現すのは、

 東海のヘラクレス・・・こと、Y.yoshi少将

ならびに、その痩身が下腹張り出す中年オヤジには何より眩しい、

 東海の湯あたり野郎・・・こと、massa520特攻隊長

と以上で全員かと思いきや、最後の最後に一番でかいNISSANが息せき切って駐車場に飛び込んでくるのを見れば、なぜか今日は髪に寝癖がないのが不思議に思えてならない、

 ハマのパンク親父・・・こと、メタボ親父大尉(知らぬ間に機関兵から昇格)

の登場と相成った。

 さて、昨日すでに「源流の陣!」を終えておられるみかんbros.ならびにkisoyamame氏加えてtennen-amago氏(ちなみに氏は今回は34cm超の大岩魚!を手にされたそうな。羨ましい・・・)によれば今日は源流方面は町のイベント等で交通規制があり入れないとのこと。ということで、8人そろって、


 
沢割会議・・・(*_*)

木曽路は山の中・・・

最初はみんな和やかに・・・。「さてさて、どこに行きましょうか?」 というのも束の間

木曽路は山の中・・・

あまりに困難な状況下、一番太い人と一番細い人との間で紛争勃発!
太:「なんだ、てめぇ、さっきから好き勝手の言いたい放題!ちょっと細いからって偉そうに・・・」
細:「そっちこそなんだよ、無駄に太ってばっかりで、何一つまともなことは言わないくせに!」
二人:「やるかっ!」
(というのは全てフィクションでありますのでご安心を)



を始めることになるが、先ずは地元のkisoyamame氏ですら、
「うーん、どっか入れる所ってあるのかしら?」と首をひねっている状態。さらに運の悪いことに、この木曽の渓についてはスーパーエキスパートである

Creekwalkers大元帥hajihadu大将

もホタル狩りやら家族サービスとのことで、今日のこの場には姿がない。

 「うーん、こうなったら先ずは流れを見てから決めましょうか・・・」という、まったくもって行き当たりばったりなみかん公のご発言に従い、先ずは末川の下流にまで移動してみるが、そこはやっぱり、予想通りの

大増水!

木曽路は山の中・・・



という結果。とはいえ、梅雨もしっかりと明けた抜けるような青空の下、「まま、取りあえず上流部に行けばなんとかなるのでは・・・」とまぁ、さらにさらに行き当たりばったり極まるメタボ殿のご発言に従い、3組に分かれて再度出発。小生はみかんbros.&メタボ殿との4人パーティに紛れて先ずは山へ山へとひた走ることと相成った。

 さてさて、みかん公メタボ殿が無い知恵を「う~~ん」と絞りつつ、釣り場近くまでたどり着けば、そこには必ずといって良いほどの、

先行者!(-_-;)

木曽路は山の中・・・

「うーん、ここはどうだ?」 「いやあ、やっぱダメっぽいすよ」
と道端に地図を広げ周囲の様子を窺う怪しい二人組。
これが街中なら確実に職質、逮捕となっているはず。良かったね、メタボ&みかん殿


の姿が雨霰のごとく降って湧く。「うーん、ここでもない、あそこでもない」と右往左往しつつたどり着いたのは、なんとボサの被る

 
ただの細い水路・・・

木曽路は山の中・・・



とも呼ぶべき所。そこにも一人餌師が潜り込んでいたようだが、停めてある車の中には美形の女性が一人置き去りにされたまま。

それじゃ、そう深くまでは釣ってない!(^_^)v

木曽路は山の中・・・

このサイズの人間が4人も入れば、まさに狭苦しさの極致と相成る流れ
場所を変わろうにも、行き交うのが精一杯では釣りどころではない!


という、これまたものすごく行き当たりばったりな確信にとらわれつつも、先ずは車を停めては、釣りの支度に取りかかるのは、これ以上うろつき回るだけの根気が全員になくなったという、それ以外に理由はないのだから・・・、悲しいもんですね、人間って。

****************************************


 さて、今回入ることになった渓。小生にはまったくもって初めての流れであるのだが、これまでの実績からすれば、ものすごく釣れる川!とのこと。先ずは入渓直前には、

みかん公:「釣ったら、すぐに交代で良いですか?」
メタボ殿:「いや、反応があったら交代ってことでいいんじゃない」
夏みかん大公:「フライを引っかけた時は、すぐアウトってことにしよう」


などと、投げればすぐにアタリがあると言わんばかりの大言壮語の数々。「そっか、そんなに釣れる川なんだ」と小生が一人ごちれば、お三方声をそろえて、

 三人:「そのとおり!」

と胸を張られるお姿を見れば、こちらまでも思わずワクワクドキドキの気持ちで一杯になるのは当然至極。そんな元気な声に背中を押され、狭い(だけど、ここも水はたっぷり)渓をゆるゆると釣り上がって行けば、先ほどの言葉とはまったく裏腹な現実が待っている。

反応絶無!(T_T)

木曽路は山の中・・・

あまりの反応の無さに、ついに壊れたみかんbrothers・・・
うずくまり、「ちがうよ、ここはいつもの川じゃないよ・・・」と泣き出すみかん公
「アハハハハ、ここはどこ?私は誰?」といきなり踊り出す夏みかん大公



という状態がずっとずっと続く。これが小生一人なら、「下手だから・・・」という言い訳で済むのだろうが、なんと手練れのお三方にすら、

 ノーヒット!ノーフィッシュ!

という状態が続くのだからどうしようもない。「まま、さっきの餌師が入ってた所まではしょうがないよ・・・」というメタボ殿の慰めにもならぬ慰めを耳にしつつ、

 ヒットしたら交代!

どころか、ポイントを4つほど叩いたら交代・・・という非常に次元の低いレベルで2時間ばかり釣り上がっていく。それでも時にはパシャという小さな反応も混じれば、

 「おお、やった!反応があったぞ!」
 「ええっ、ほんとぉ、それはすごい!」

とまぁ、釣り以前のレベルで喜ばねばならないというこの4人組。ほんとに、

 お馬鹿もここに極まれり~!

というまっこともの悲しい釣り上がりと相成った。
 
 入渓後、3時間を過ぎようかという所で、やっとのこと、みかん公が大きなプールで良形のヤマトイワナをしっかりとキャッチ。(ちなみにこの時までにみかん公はチビ助を一尾すでに釣っている)


木曽路は山の中・・・

先ずはみかん公が良形ヤマトを記念撮影。これが今日の幕開け!

木曽路は山の中・・・

すぐさま負けじと、色黒ヤマトをネットインするメタボ殿。遠路を来た甲斐あり!



 続いて次のプールではメタボ殿も色黒の精悍なヤマトイワナをヒット。さらにはその次のポイントでは少し小ぶりではあったが、夏みかん大公にも待望のヒット。
 一人置き去りにされたのは小生「えーっ、釣れないのはオレだけか・・・」と少しいじけた気持ちになりかけたその直後。止まない雨もなければ明けない夜もなきがごとく、ようやく小生の投げたBFアントに、

 シュプッ!

小さな波紋が広がる。「南無三!」とばかりにロッドを立てれば小気味よいイワナのスプラッシュダンスが掌全体に伝わってくる。ということで、サイズは20センチそこそことはいうものの、やり取りも丁寧に丁寧にした結果、

今年の木曽の初渓魚!
木曽路は山の中・・・



とのご対面と相成った。魚種については皆目見当もつかない小生だが、メタボ殿によれば、「これは間違いなくヤマトイワナ」ととのお墨付き。ということを差し引いてみても

0と1とは∞(無限大)の違い・・・
木曽路は山の中・・・




があることを、増水&先行者に苦しめられた、この木曽山中で改めて納得した次第。

 さて朝からの無反応が嘘のように、それから40分ばかりワンポイント・ワンフィッシュで魚が出てくる。ファーストヒットから、15分後。浅く少し緩くなった流れにフライをスーッと流してみれば、パシャンときれいな飛沫が上がる。スンとロッドを立てれば、魚はいきなり深みめがけてのDash&Run。先ほどとはうって変わった重い手応えである上に、重い流れがそのファイトを2倍にも3倍にもしてくれる。一度はエグレの下に潜られたもの竿をしっかり溜めに溜めればやっとのこと足元まで寄ってくる魚をネットで掬えば、

23センチの腹太ヤマトイワナ!(^^)!

木曽路は山の中・・・



のご登場と相成った。体側ちりばめられたオレンジの斑点がまるで花火のように美しく、少し優しく感じる目元が、

 固有種・・・

としての風情をしっかりと見せてくれている。となれば、先ほどまでの不満タラタラの罵詈雑言もどこへやら。

 やっぱ、木曽まで来て良かった!

と掌を360度以上、すっかり返してしまうのだから、本当に釣り★鹿に付ける薬というものはないものなのです。
木曽路は山の中・・・

待望の一尾をネットインした小生(photo by みかん公)


****************************************


 さて時計を見ればすでに1時を過ぎている。先ずは少し遅い目の昼食をとった後、再度、4人そろって釣り上がるが、なんとまぁ、それ以降は再び、

 無反応ゾーン・・・

へ逆戻り。恐らく流れの途中から入渓した先行者があったようで、あのみかん公が手を変え品を変え、攻めても攻めても(お得意のボー&アローキャストも幾度もご披露。いやはや勉強になりました!)いっかな水面には何の反応もない。「うーん、これはダメ・・・。もう、ここらで上がりましょうか?」というみかん公の一言に全員納得しつつの退渓と相成った。渓を抜け、いったん車まで戻れば時計は2時を過ぎること少し。「それじゃ、取りあえず朝の解散場所に戻りましょうね」というメタボ殿の車について、再度、末川下流の駐車スペースまで戻ってみれば、なんとそこには、例のあの、

 赤いHONDA!

の車体が光っている。車から降り、流れを覗けばなんとなんとY.yoshi少将を先頭に、massa氏ならびにkisoyamame氏のお三方が、末川の太い流れに悪戦苦闘しつつ懸命にキャストのまつ最中。土手の上から4人そろって「釣れてますかぁあ?」と大きな声を掛ければ、ヒーヒーハーハー厳しい様子が手に取るように見て取れる。結局はこのお三方も朝から入った渓を早々にあきらめ、幾分水量の減った(ように見える?)このポイントまで戻ってきているご様子と拝見した。

 さてさて、すぐさま川から上がってきたお三方と合流し、先ずは7人そろって(tennen-amago叔父はこの時すでに単独釣行)午前の反省会を繰り広げる。とはいえ、尽きる話は、

 
水がものすごく多い・・・

木曽路は山の中・・・

これは朝、覗いた別の川。白い所ばかりで毛針を流す場所などなし!


という、たったそれだけ。「う~~ん、さてさて、まったくもって・・・」と、これほど盛り上がらない釣り談義にはそうそうお目にかかれないことだけは確信をもって断言しつつも、まま、休んでばかりいても仕方がない。再度タックルのセットをし、車を停めた所から200メートルほど下った、川幅広く、少し浅くなった所から釣り始めることに。小生にとってはここも初めての流れ。先ずはパラアントと思って流すが、そのマッハ3をも越えるという高速流水によって、あっという間に、ポイントとおぼしき所を流れ去ってしまう。ああだ、こうだとキャストすること20分。本来なら水面上に顔を出し、良いポイントを作ってくれているはずの大石までも水没している状況を見れば、

 沈めるしかない・・・

と判断し、さっそくBHニンフにインジケーターをセットしたルースニングでキャスト開始。途中、重い流れに何度も流されそうになりつつも、少しでも流れのゆるむ、そして深みのあるポイントを試してみるが、それでも魚のいる底までは届いていない様子。1時間半ほど釣り上がってみるが、「これは!」という確信のあったアタリはたったの一度きり。それも虚しく空振りに終われば、後は手の出しようもなく、先ずは本日の釣りを終了することに。
 同じように釣り上がっていたメタボ殿、みかん公、massa殿、Y.yoshi殿のうち、メタボ殿が岩裏から2尾Y.yoshi殿が対岸の緩い流れから2尾釣り上げられていたことだけが、せめてもの慰めとなった。

木曽路は山の中・・・

大河を釣り上がるmassa特攻隊長とY.yoshi少将、この頑張りが仕事にもあれば・・・(家族談)



 釣り終わったのは5時を少し過ぎる頃。その後はお約束の温泉&夕飯だが、なんと夕飯は伊那まで戻り、hajihadu大将と合流することに。
 ログハウスでありながら、中華料理屋といういかにも信州的的はずれなお店で、鳥と野菜のピリカラ炒め物に、まったくダシの取れてない曖昧極まりないスープを賞味しつつ(ただ食後の杏仁豆腐はうまかった。やっぱ牛乳の質はここ信州が上等)、あーだ、こーだの馬鹿話に花を咲かせること1時間あまり。相も変わらぬみかんbros.の健啖ぶりを眺めているのが何より心地よく感じるのはこれももう毎度のこととなった。
 そして食事もしっかり終えて、9時前に散会。よぉし、これから3時間少しのドライブで家まで戻るか!という気合など今日に限って全くなし。なんと今回は、

 2連泊!

という大盤振る舞いを決め込んでいる小生。恐怖の奥方にはそれとなく言っておいたが、果たしてあの

「自分に都合の悪いことは一切聞こえない症候群」
(またの名を『あんた、何か言った?シンドローム』とも呼ばれている治療不可能な奇病)」


に犯されている彼女。もしかすると遙か西の方で、ものすごい雷が落ちているのかしら・・・?と思いつつも、とにもかくにも今夜は

 寝るだけ!

としか考えない、脳天気な現実逃避野郎・・・こと、ひげオヤジでありましたとさ。

・・・・・・・・・・・・・・to be continued






























7月19日、午前4時12分

 グオォ~、グオオオォ~

「誰だ、こんな時間に人の枕元でうなっている奴は?」

 などと腹の底から怒りを感じつつ、目を覚ましてみれば、それはつけっぱなしのままのクーラーが豪快に冷気をはき出してい音。見れば、天井の照明もテレビも点いたまま。さらには布団もかぶらずパンツ姿のままベッドにしどけなく転がっている自分に気づく。前夜の睡眠不足に加え、炎天下の大増水釣行がきいていたのであろう。昨夜は10時前にホテルに戻り、缶ビールと焼酎を相手に、なんだかよく分からなかった一日を振り返っているうちに、

 爆睡!_(_^_)_

していた様子。「いやはやもう少し年齢を考えて振る舞えないものなのかしら・・・」と一人顔を赤らめつつも、時間はまだずいぶんと早い。すべての電化製品のスイッチを切り、今度はしっかりと布団をかぶって二度寝を決め込む。やっぱり芯から疲れていたのだろう。その後、すぐさま頭の中は真っ暗になってくれる。

 そして、1時間後。今度は携帯のアラーム音で起こされしっかり起床。いつもなら、アマゾンのナマケモノ級に動作緩慢なこの男が、これほどてきぱきてきぱき支度するのは、やはり今日も

 釣りの予定(^O^)

があるからに他ならない。(ちなみに本物のナマケモノも水の中では機敏に動くとのこと)荷物を積むのもまどろこしく、心はすでにまだ見ぬ渓へとすっ飛んでいるから、ほんと、気楽なもんだ。

 さて、権兵衛トンネルを目前に控えたコンビニの駐車場に車を滑り込ませたのが、6時20分。素早く買ったサンドイッチを缶コーヒーで流し込み、あっさりと朝食を済ませた後、まだ約束の時間までは少しあると思えば、駐車場の片隅に陣取り、昨日の釣りで少しこわばった体をほぐそうと、オイチニ、オイチニと、いきなりのストレッチ運動に励みはじめるこのひげオヤジ53歳

 小生にとっては、これぞ欠かせぬ神聖な儀式とも呼ぶべき体操であっても、訳知らぬ他人から見れば、こんな早朝、往来の中、一人身をよじり、必死の形相で股割なぞしている中年オヤジ・・・なんてものは、たんに、

 近寄ってはいけない、アブナイもの(-_-;)

に他ならないのか。次々と訪れる客人たちはすべて小走りで小生の前を駆け抜けて行く。ということで、ここに緊急告知

信州のコンビニで早朝、体をくねらせているヒゲの中年オヤジがいても決して石を投げたりしないようにしましょう!(もちろん、エサを与えてもいけませんよ)

 さてそんなかんなで時間を潰していれば、もうお約束の6時半はとうに過ぎている。前回の荘川釣行以来、人を待つのにも馴れた小生。のんきに鼻歌(曲はなぜか「森のクマさん~♪」。それは昨日、メタボ氏やら、みかんbros.のファットボディがよほど印象深かったせいか?)なぞを歌いつつおれば、青のTOYOTAが駐車場へと滑り込んでくる。

 「いやいや、ごめんごめん。今朝はゆっくりでいいやと油断してたら、かえって寝坊しちゃって・・・」

と頭を掻き掻き姿を見せたのは、我らが

hajihadu総大将!

木曽路は山の中・・・

やっぱこの御仁にはボサ川こそがよく似合う!


 本当は今日も釣りの予定のなかったはずの大将だが、昨晩、皆で一緒に夕飯を食べていたとき、

大将:「でっ、ひげオヤジさんは明日はどうするの?」
ひげ:「いや、メタボさんももう帰るっていうから、去年連れてもらった渓に一人で行こうかなって・・・」
大将:「いやぁ、一人って、そりゃ危ないよ。そうかそんなら・・・」


ということで、今日半日の釣行を願い出たこの小生の「守り役」をかってでて下さることに相成った。いやはや皆様方、持つべきものは良き友、良き仲間なのでありまするぞ。

 さて大将の車の後を毎度の如くヒーコラヒーコラ追いかけること小1時間。目前に木曽の山並みが広がる空き地に車をおけば、さっそく大将自ら川の状況をご確認。

 「うーん、まだ水が多いなぁ。けど、まぁ、これなら、なんとか、なるか・・・」

とまぁ、木曽のスーパーエキスパートご本人が、あの懐かしの丹波哲郎みたく重々しく、そうおっしゃるのだから、ただの迷いFFマンと化している小生なぞは、

 「そうですか、なんとかなりますか・・・」

と手術前の入院患者のような気弱な返事をするしかない。

 先に釣り支度をしていた餌師の御仁が水量にたまげて早々にリタイヤされていくのを横目に、さっそくウェーダーを履き、ロッドをつなぐ。草ぼうぼうの空き地をかき分けかき分け進んでいけば、そこはやはり予想通り、大将のご自慢の、

ボサボサの渓!

木曽路は山の中・・・

こんなとこから入渓しようなんて、普通の人間なら考えない・・・はずですよね


なのでありました。

********************************


さて、狭い入り口を抜ければ、そこもまた増水の渓に他ならない。本来なら、あそこが「肩」で、あそこが「開き」、手前の岩にラインを乗っけて、先ずは手前の所にフライを流して・・・などと、おいしいことを考えつつ、一人ほくそ笑むはずが、今日のこの渓といえば、まさに全面、

 滝!

と化しており、ポイントどころの騒ぎではない。それでも何とか水が動かない大岩の裏などを狙い、白っぽいEHCをキャストすれば(というのは別にEHC使いのhajihadu大将のマネをしたわけでは決してなし。これだけ被った暗い渓では、普通のパラシュートなんかはほとんど見えない役立たずと化すのだ)なんと数投目には、

 ポチャン・・

とチビ助の反応が。前日、連休中日、釣り人のあまりの多さゆえに、異常に厳しい現実を目の当たりにしていただけに、「ああ、ここは普通に反応があるんだ・・・」ということに大喜びしてしまう。さてそれからは、いつもの大将との釣り。ボサに何度もフライを絡め取られると同時に、

「違う違う、もっと左奥へキャストしないと!」

「そんなに近づいたら、手前の魚が逃げて奥まで釣れなくなるよ!」

「ピックアップはもっとゆっくり、慌てるから後ろの枝に引っかけるの!」


とまぁ、まるでこちらは遠足に連れて行かれた幼稚園児みたいに、ただただ叱られてばかりいることになるが、まぁ、こうやって叱られているうちが人間は華。これがいつか無視されるようになったら・・・、なんて空恐ろしいことは考えるのは止めにしましょうね。
 本当に、これほど真剣にお相手して下さる釣り仲間がいるからこそ、この3年間、年に数度の釣行経験しかない小生でも、何とか渓の魚たちに遊んでもらえるようになったというのは、まぎれもない事実なのだから。

 さて、入渓後しばらくは、チビ助たちの猛攻ゆえに、幾度も幾度もアタリはあれども釣れないまま。次こそと願い、苔むした大石の脇にフライを流せば、何の飛沫も起きないまま、フライだけが視界から消える。「あれっ、沈んだの?」と思い竿を立てれば、なんといきなりラインにグッと重みが乗る。さほど重い引きではないものの、この水量の中では、魚のファイトが3倍増するというのは昨日の経験のとおり、白泡にからめとられてバラさないように注意しつつ、やっと、ネットインしたのが、

15センチほどのハイブリッド君

木曽路は山の中・・・



 ニッコウとヤマトの混血だと大将には教えられるが、どこがどうなのかは小生にはまったく区別は付かない。
 ちなみに次に釣れたのは、大将曰く「完全なニッコウイワナ」だが、さてその見分けがつこうがつくまいが、この単純極まりない釣りバカひげオヤジには、

釣れりゃ、何だって良い!

木曽路は山の中・・・


木曽路は山の中・・・




ということ。放流であれ天然であれ、固有種であれ、雑種であれ、自分という人間が、

今、ここに生きている!

ということを実感させてくれる、そんな一尾でさえあれば、それで小生にはもう十分。

 すくなくとも、その実感(かつて開高健はM.ポンティの言葉を引いて『裸の知覚』と評したが)をよりシャープに感じたくて、フライフィッシングというもっともシンプルな釣りを選び、こうして遠い信州の渓まで足を運んでいるのだ。なんて言いつつ、そうやって釣れた結果が天然魚であり、固有種であれば、なおのこと嬉しいというのも間違いないのだけれど。

 さて、この増水の渓。魚たちもおそらくは半信半疑でフライをくわえるのであろう。ちなみにおそらく何度もヒットはあるのだが、その大半がムスッとフライを吸い込むような小さなアタリばかり。当然こちらは、流れに揉まれてフライが沈んだものと思い、そっとラインをピックアップすれば、

 なんと魚が掛かっている!

と大慌てを繰り返すばかり。結局、そんな心許ないアワセに終始したがため、半日の釣りで掛けた魚は9尾もありながら、実際にネットインできたのはたった三尾だけ、などというまさにバラシ祭り!というていたらくで終わってしまう。

 いやはや、せっかく小生のために無理して時間を作ってつきあって下さった上に、そのほとんどをガイド役に徹し、少ししか竿を出さずに終わったhaji大将にはまったくもって頭の上がらないことしきりなのでありました。

木曽路は山の中・・・

自分ではほとんど釣らずに終わった大将、ほんとにサンキュベリマッチ!


********************************


 さて、世の中は3連休の最終日。長い梅雨も終わり、世間の人びとが遊びに行きたくてウズウズしていたことは、この木曽周辺を少しドライブしただけでも手に取るように解ってくる。おそらくは帰りの高速でも

大渋滞!

が予想されるだけに、今日は最初から早仕舞の予定である。12時を少し過ぎたところで、

「この先は、流れが細くなって、ほとんどポイントらしい所はこの水ですっかり潰れてるよ。だからもう上がろうか?」

という大将の言葉に大きく頷き、少し急な斜面を50メートルほど登って、脇の林道へと脱渓する。天然のクーラーとも呼べる渓から上がれば、そこには夏本番の太陽が待ちかまえている。

「いやぁ、暑い、暑い・・・、たまんないねぇ」

と北国育ちで暑さに弱い大将のボヤキを耳にしつつ、着替えもすませ、先ずは昼飯を食いにまた少しのドライブに出る。大将の四駆に続いて車を進めたのは、なんとこれが、

昔ながらの大衆食堂!

木曽路は山の中・・・



 ちなみにここの「ホルモン定食」というのがおすすめだとKisoyamame氏から聞いた大将。自分で実食した後、「うんっ、これは!」と納得したがゆえに、今日はこの小生を案内してくれたということ。

 ちなみにここの「ホルモン」。いわゆる関西でいう「ドテ焼き」と同じもの。豚の内臓(一番多かったのは小腸)と薄切りのこんにゃくを少しあっさり目の味噌味でしっかり、じっくり煮込んである。
 ポイントは生姜が千切りになって控えめに使ってあることと、おそらくは「塩」より「酒」で味を調えている様子。
 さらには下ごしらえが丁寧にされているのだろう、この手の料理ではつきものの、何かゴリゴリした所や、筋張った所が一切なく、すべての具材がきれいにさっくり噛み切れて、その後は何も口の中には残らない!というまさに

上々吉(~o~)

木曽路は山の中・・・

これぞ由緒正しき木曽のホルモン定食。
どんぶり一杯の飯(これで並盛り)に、縁まで注がれた具だくさん味噌汁。
さらにはてんこ盛りのキュウリの漬け物。
とまぁ、今時のファミレス経営者に見せつけてやりたい!



の出来であった。(とはいえ、「もう少し味の濃い方が良かったのに・・・」というのが大将の評価。確かに飯のおかずにするならもっと濃いめの味でも良し。少し物足りないお人はテーブルの上に乗った一味と醤油で調整されるのも良かろう)

 さててんこ盛りのどんぶり飯で腹一杯になった後は、昔懐かしいその店の内部を見学する。
 40年ほど昔。まだこの国には、ファミレスもコンビニなどというものなどなく、多くの勤め人や家族連れはこういった食堂で一日の鋭気を養い、家族の団欒を楽しんだもの。
 いやはや、まったく懐かしいなぁ・・・と思いつつ、壁にぶら下げられたメニュー(って、これも大衆食堂の定番)を見れば、

(?_?)
木曽路は山の中・・・



という記号で先ずは頭の中が一杯になる。ちなみに、「日替わり定食750円に対し、「ハンバーグ定食740円という、この

 10円の差・・・

はいったいどこから出てくるのか?普通ならどっちも750円という値付けで良いのではないのか。さらにはメニューに堂々と挙げられているのが、

 生野菜定食!

って・・・、いったい何をおかずに飯を食って良いのか、想像もつかない上に、なんと!その横のもやし炒め定食に至っては、その生野菜よりも

 50円も安い!

 ただ刻まれて並べられるだけの「生野菜」に対し、豚肉などという異物と一緒にされ、挙げ句の果てにジャンヌ・ダルクのように業火にさらされる「もやし」の身になってみれば、まさに

 理不尽!

極まりない価格設定のように思われるが、そのような通常人の常識はまったく通用しないのが、この木曽という土地なのであろう。

 かつて「木曽路は山の中にある」と喝破したのはあの、島崎藤村翁であったが、いやはやまったくもって意味不明なこの食堂、まさに、

 味噌煮は闇の中にある・・・

ということに他ならないのだと思い至ったひげオヤジなのでおじゃりまする。

 さて、ゆるゆるとした食事を終えれば、時計はすでに2時近く。大将とも名残は尽きぬが、またこの夏の間にもう一度か二度は竿を並べる機会もあろう。先ずはその日を楽しみに思い、大将の車を見送った後、小生も故郷目指して出発しようかと愛車に向かえば、目前には抜けるような青空と木曽の山々。

 連休にもかかわらず、この二日間、家に置き去りにしてきた奥方への罪の意識がふっと頭にもたげてくる。それゆえか、思わず青々とした山並みに向かい、

「ごめんねぇ~、今度は一緒に遊びに行こうねぇ~え!」

と絶叫すれば、

「うそつくな~、このおたんこナ~~ス!」

木曽路は山の中・・・



というこだまが帰ってきたように聞こえたのは、決して空耳ではなかったような・・・。

2010/07/20

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この記事へのコメント
連休を釣りで楽しまれたようで何よりです。私は家族サービスでした。今週末も子供達の合宿のお手伝いです。
今は東京出張の旅路でそういえば毛鉤を暫く触っていません。
毛鉤のストックが減ってますがなんか気合いが入りません。
Posted by ならおう at 2010年07月21日 08:55
おはようございます。
いつもながらの秀作ブログ記事、じっくりと朝の通勤電車の中で
読ませていただきました。
「自分という人間が、今、ここに生きている!ということ
 実感させてくれる、そんな一尾でさえあれば、それで
 小生にはもう十分」
こう感じられるひげオヤジさんは、やっぱ人間ができてるなぁ。
私などはまたヤマトイワナに会いたくてうずうずしております。
Posted by jbopper at 2010年07月21日 09:06
すっかり木曽になじんできましたね。
2日間、増水だったとはいえ、木曽ヤマトとの
ご対面も果たし、木曽満喫だったのでは?
アタシはPCの前で唸るだけの人になってます。
今年は木曽が遠くに感じます。
Posted by なみはやFF at 2010年07月21日 09:09
こんちは、お疲れさんでした。
午後には皆さん元の場所に戻ってたんですね。
それなら私も行きたかったなぁ。
その頃私は奥を求めて御岳7合目まで登っていました。
川は全然ありませんでした(アタリマエカ

2日目の地元オンリーツアーも楽しそうですね。
Posted by tennen_amagotennen_amago at 2010年07月21日 11:10
こんにちは!
いつもながらの楽しい記事に喜んでおります。
前回の記事も楽しかったのですがなんとなくコメントしづらくて(笑

仲間との釣り、釣果ではなく楽しいものですよね。
いつの日か北海道にも仕事ではなく、釣りで来てくださいね~!

おいらの釣りはとても気の抜けた釣りで皆さんの記事をみていると
すごいなぁ~と感嘆しきりであります(笑
Posted by おやぢ at 2010年07月21日 13:56
ぎゃ~釣れたのね!悪条件の中偉い!!

ん~木曽で連続釣行・しかもホテル!!他の皆さん車で寝たりしてるようですが、私には無理やはり布団なりベットで無いとね~とおやじは思うのでした、良い岩魚君に遊んでもらって良かった良かった
前半のまま坊0で帰ってきてたら・・どんな事に成ったのか・
大将案内の渓狙いやすそうです、やはり良いガイドがいると釣れる!

ん~釣りたいな~と思いは来年へ・・・

・・次はどこへ行くのか?

ではでは。
Posted by yajirou at 2010年07月21日 16:41
カナリの増水だったみたいですが、
皆さん、キッチリ釣果出したようですね^^v
行きたかったなぁ・・・
Posted by yogoreのmakoto。 at 2010年07月21日 18:15
こんばんわ~
他人事の様に笑かせて頂ました。
   
あの水路は、今年初木曽で
苦戦した午前中を一掃する釣果だったのですけどね
    
良型をランディングするお姿
スポットライトを浴びてますねぇ
    
次回もサイズアップを目指しましょうね。
  
Posted by メタボおやじ at 2010年07月21日 19:29
こんばんは。
とても楽しかったようですね。
今回はいけなくて残念でした。
またいつか、「ひげひげジックリ」対「関西イラチ」で、
白黒つけましょう!(笑)
Posted by KIFKIF at 2010年07月21日 19:41
はじめまして、いつも小説みたいで更新を楽しみにしています。長ーィ文章ですが最後までいつも面白くて短くさえ感じます。
今回は増水の悪条件でしたね。ただ残念なのはマラソンの為交通規制がってとのことですが交通規制は一切ありませんでしたよ。ランナーと車道はパイロンで区切られ県境のゲートまでいつも通り行けました。
末川の沢割り会議されてる消防団の詰め所近辺は平水の時はいつも誰かが入っているチョー人気スポットです。また釣りあがりされてる蕎麦屋さんの近辺も夏場は平水でもちょっと厳しい区間です。
これから禁漁までは複数で入るのは厳しいですがチャンスがあれば是非チャレンジしてみてください。時々小学校の魚のつかみ取り大会がありますので放流した魚が残っていて爆発することもあります。(あんまり嬉しくないですが)
それにしてもハジハズさんの木曽案内には感心してしまいます。末川や薮原の木曽川本流みたいな雑誌に出まくってる川だけだと今回みたいな厳しい条件だとお手上げですが幾つもの渓を知っているとマニアックな川でもちゃんと釣らせてもらえるって事ですね。
そんな私もまだまだ木曽に踏み込んだ程度です、もっともっと開拓したいと思います。
ひげオヤジさんも木曽にいらしたら有名ポイントからちょっと外れてみて下さい、楽しい川が沢山ありますよ。
これからも楽しい文章楽しみにしています。
Posted by 球児 at 2010年07月21日 20:13
こんばんは、
エログランドの後ろでうんこ座りする二人、雰囲気危な過ぎです、(ワハハッ)
それからいくら増水だからって、あの狭い川にメタボ体型が4人も入るとは、4人も歩けば渓相が変わったかもしれませんね、(笑)
まあ、増水の中でもそれなりの釣果で、よかったよかった。
Posted by CREEK WALKERS at 2010年07月21日 22:02
お疲れ様でした。

それにしても、初日は凄い!師匠とまったく同じ意見です。(笑)
ま、そこも、誰かさんのように、行き過ぎのようですから、また来年ですかね。(苦笑)

で、次回は、ぜひ、生野菜定食に挑戦してみたいものです♪
Posted by hajihadu at 2010年07月21日 22:44
こんばんわ。

お疲れ様でした。
今年から、渓流に目覚めたのでは?と噂のひげオヤジ殿の釣りっぷり、しかと目に焼き付けておきましたよ。
今度は、サウスポー組を結成して、木曽の山を攻略しましょう(笑)。
Posted by massa520 at 2010年07月21日 23:16
めちゃめちゃ笑かすメニューやわ~((●≧艸≦)プププッ

ホルモン定食を見て、我が家はホルモン鍋に決定です('ω'*)アハ♪
夏の暑い日は食欲が落ちるからピリ辛にして・・・
元気モリモリでぃぃぃぃぃぃっっすヾ(* ̄ ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄ ̄*)ノ

「ここでヒット」はどのポイントを見ても「ひげひげジックリ釣法」でないと出すのが厳しそうでぃす(* ̄▽ ̄*)

それにしても・・・・川を見る二人は・・・・
どうみても「ヤン●ー」でぃすね~ψ(`∇´)ψ うきょきょきょ
Posted by ちさやん at 2010年07月22日 14:39
こんばんは。
お疲れ様でした。

ちょっと水が増え過ぎでしたねぇ。
次はいい条件でご一緒出来ることを願っております♪

生野菜定食、めっちゃ気になる(笑
Posted by みかん at 2010年07月23日 03:27
おはようございます。

ホルモン定食、もう少し濃い味付けがお好みでしたら、やはり夕飯時に
行かれるのが良いかと。
少し煮詰まってよい味になっていますよ(喜)
そうそう、肉入野菜炒め定食もあっさり味でお勧めです
Posted by kiso_yamame at 2010年07月23日 09:37
>ならおう殿、コメント一番乗り、ありがとうございます。だんだん暑くなってきて、なごみも始め、近郊の釣り場では手も足も出なくなりつつある夏。ここはやはり少し無理をしてでも遠くに行かなければならない・・・ということなのですが、同時に子供の夏休みとも重なるこの時期、そうは問屋が卸してはくれない・・・というのが日本の父親の現実!かと思います。なんて言いつつ、また岐阜あたりなぞなら何とかなりますでしょう。またお誘いしますね。



>jbopper殿、ブログに書いているとおり、小生はとにかく「釣る」のが好きなのであって、「何を釣る」というのは後回しになってしまう・・・という点ではまったくビギナーの域を越えぬ存在ではあります。こんなことですから、釣りの技術もまったく成長せず・・・ということだけは少し反省しておるのですが。
 またいつか、木曽でご一緒にヤマトの尻尾を追いかける日が来ることを楽しみにしております。



>なみはやFF殿、今回の遠征。結局2泊することになりましたが、その間中ずっと、「何かが足りない・・・」という異和感に襲われておりましたが、その原因といえば、

 ここに一番いるはずのなみはやFFさんがいなぁぁぁい!

ということがその原因だったのです。やっぱ、なみはやFFさんがいなくては、なんか落ち着かない思いがすることしきりです。ご多忙の日々、まだしばらく続くようですが、できれば秋にはお出会いできますよう、小生何より願っております。



>tennen_amago殿。なんだかんだ言いながら、今回の源流の陣、その、

 MVP!

は34cmをなんなく仕留めたamago殿に決定しておることは小生の仲間内では周知の事実と相成っております。お出会いしたその翌日の余裕の笑みは全てそこから生まれてきていたものなのですね。あ~あ、羨ましいです。



>おやぢ殿、言われるまでもなく、いつか北海道で釣りたい!という願いは小生を始め、我がお仲間共通の夢であったりします。とはいえ、途方もなく広く果てしない北の大地。小生のようなスカタン釣り師が参上すれば、きっと、

 5分・・・・

で迷子になってしまうはず。そうならないよう、ちゃんと、おやじ殿にガイドして頂きたく、今から大先行予約!をしておきますゆえ、よろしくお願い申し上げますね。



>yajirou殿。初日に4人で入った川は、細くフラットな流れでありながら魚影も濃い上に、天然ヤマトも混じってくるなんて、少し

 ビックリの川!

だったりします。あのメタボ殿も「ここなら、退院後のyajirouさんでも十分楽しめるのにねぇ・・・」と話しておられました。今シーズンは無理かも知れませんが、来年の6月あたり、yajirou、メタボ、ひげ親父と、さらいにあのmassa520殿も加え、

 FFサウスポー戦隊・ツレルンジャー4

を結成して乗り込みたいと思います。その時はツレルンジャーブルー(って、名前は車の色で決定します)として参加頂きますように。いやぁ、釣りに行く前からネタが出来るとは・・・。



>makoto殿、いえいえ、釣果どうのこうのより、こういう増水でも釣りに行ってしまうという各人各様の

 おバカぶり・・・

こそ、真に感動して頂きたく思うものなのです。そして、makoto殿にはできればこういうおバカのお仲間になってしまうことだけは、できれば避けて頂きますように。ほんと・・・・ですよ。


  
>メタボおやじ殿、これこれ、当の張本人が他人事のように笑ってしまってどうしますか!いやはやそれにしてもしかし、

 このお仲間で木曽に来ると必ずなんかおかしなことが起きる・・・(っていうか、壊れてしまう人が必ずそこにいる)

というのは一体どういうことなのでしょうか?小生個人の感想では、「なぜか、あんまり釣れない・・・」という印象の残る木曽なのですが、それでもこれだけおもしろい経験が出来れば、それで十分、「元は取っている・・・」といつも感じておりますのです。ハァ~



>KIF殿、今回の木曽。大増水のせいで、じっくりきっちりフライを浮かべる間もなく、白い泡と共に、

 ギュイ~~ン!

と毛針は一気に川下に流れ去っておりました。できればもう少しゆったりと毛針の流せる時期に白黒つけたいと思うのですが、できればその真ん中の「灰色」あたりで収めていただければ、小生も恥を掻かずに済むなぁ・・・などと思う次第です。



>球児殿、初めまして。なんと、小生達が木曽山中を彷徨しておったその当日、木曽におられたのですね。しかもきっちり源流方面に哀史を延ばされていたご様子。やっぱ、小生のお仲間達などとはその情報量の点で、一枚も二枚も上と推察します。とはいえ、こういう少しとぼけた所のあるお仲間もまた小生には心地よいものであることだけはここにお知らせしておくことにしましょう。
 さてさてHNにあるように、球児殿には混戦を断ち切るリリーフエースとして今後もご活躍いただかねばならぬはず。小生が貧打の延長戦に紛れ込んだ折など、ビシッと剛球一直線で、しっかりとお助け下さいますよう、先んじてお願い申し上げますね。



>CREEK WALKERS大元帥殿!だいたい貴殿が東北にホタル狩りなんかに出かけているからこのような、

 迷走・・・

が始まってしまったのです。挙げ句の果てに壊れてしまうFFマンは出てしまうは・・・。まま、この借りは秋の陣にてきっちりお返しいただきますよう、切に切に願う次第なのであります。ほんとですよ!



>hajihadu大将。なんだかんだいって、今回もすっかり迷惑を掛けてしまいました。次回はまた新しい釣り場やら、テクニックやらを教わったお返しに、何か簡単な

 男の料理!

をお教えすることに致しましょう。先ずは基本のカレーか鍋料理・・・、人生まだまだ覚えて行かなくてはならぬことがいっぱいあるというのは、釣りも同じ・・・なのでありますねぇ。



>massa520殿、上にあるyazirou殿へのコメントでも述べましたが、来季にはいよいよ、

 FFサウスポー戦隊・ツレルンジャー4

がいよいよ本格的に始動します。その時にはツレルンジャー・レッド(って、これも車の色から自動的に決定します)としてしっかり参加して下さい。そしてその得意技、

 湯あたりサンダーキック!

で、木曽の渓魚を一網打尽にして下さいますようにお願いします(って、ここでもブログネタが先行しています。なんてこったい!)



>ちさやん殿、写真の二人は、どうみても「ヤン●ー」ではなく、ほんとうに釣りの世界においてはこの上ない「ヤン●ー」こと、

 ただの爆走野郎!

であったりします。本当に誰かが停めなければ、どこまでもどこまでも突っ走っていくその生き様。小生など決して見習おうにも見習いたくはない生き様であったりします。さて、今夜はホルモン鍋ですか?キャベツやニラをたくさん入れて、しっかり野菜もとって下されば、まさに美容にもこの上ない一品なのでありますね。



>みかん公、でしょ、めっちゃ気になるでしょ。次回の木曽の陣では、少しドライブしてこの食堂まで足を運んで下さいましね。とはいえ、この店。あのkiso-yamame殿によれば、

 休日不定・・・

の変則営業をモットーとされているとのこと。行って開いているかどうかは、「神のみぞ知る・・・」ということだけはお覚悟いただきますように。
ちなみに小生は後ろのお兄ちゃんが食べていた「カツ丼」に妙に心惹かれておるのですが。できれば「生野菜定食」のおかずだけ(ってもしかしたら、それはただの野菜サラダ?)を頼んで、カツ丼の副菜にできないかと思案中です。



>kiso_yamame殿、本当に良い「食堂」を教えてもらって最高です!(って、本当は「良い釣り場・・・」って書くのが本筋のような気もしますが)ちなみにhaji大将は「あの、レバー焼き定食ってのを食ってみたいんだよね」とおっしゃってましたが、やはり今、全世界の注目は、

 生野菜定食!

に集まっております。誰でも良いから早くその全貌をこの小生に教えて下さい!
Posted by ひげオヤジひげオヤジ at 2010年07月23日 20:04
こんばんわ!
お疲れ様でした。
そうでしたか、私達とは違って熱いバトルの釣りだったんですね。
チョット暑苦しいメンバーでもありますが。(笑
次回は秋の木曽ですか?その時はメンバーに入れていただこうかな!
Posted by Y.yoshi at 2010年07月23日 22:27
まずは!すごい文章量に感服致しました…。。
そして内容の濃い釣りに乾杯であります。

そして一言私も行きたかったっす!!

以上でございます。
Posted by 吉多呂さん吉多呂さん at 2010年07月23日 23:12
こんばんは

梅雨終盤の雨で増水した厳しい中でも、
腹太ヤマトイワナを探し当てるなんて、
流石、強運の持ち主ですね。
もしかして、それまでに相当な気まずい思いを
されてたツケ!を晴らしたとか。^^;;

おめでとうございます。

私はヤマトは釣ったことないので、
機会があれば是非お目にかかりたいものです。

いやはや、皆さんの頑張りは凄い。
普段の仕事でも滅多に出さない頑張りを(家族談?)
まじまじと見せつけられ、遠征以降はすっかり
オサボ~な自分が恥ずかしく感じた次第でございます。

しかし美形の置き去り女性が気になる・・
Posted by タカやん at 2010年08月11日 00:17
>Y.yoshi殿、お返事遅れてごめんなさい。なんだかんだ、渓で何度もお顔を拝見しているのに、貴殿とは

 一度も竿を並べたことがない!

というのが妙に悲しい現実だったりします。できれば小生も一度、ご一緒にとは思うのですが、どうかその節には、

 ブログネタ・・・・・

になるような、途方もないおバカを炸裂させて下さいますように・・・・。お願いですよ。



>吉多呂さん、相も変わらず長いだけのダラダラブログにお付き合い下さり、感謝感激です。
 
 今回は厳しい木曽の釣行でしたが、こうやって良い仲間に恵まれて、ゆったりと時間が過ごせるのが何よりです。

 吉多呂さんにも、そんな時間がいっぱい訪れますように・・・



>タカやん殿、お返事遅れて申し訳なし。しかしまぁ、まったくもって、連れの女性を車内に一人、

 放置プレイ!

できるその餌師の根性には恐れ入ります。もし小生が奥方相手にそのような大胆極まりない行動に出れば・・・・・、後は、とてつもなく恐ろしい光景が目に浮かぶばかり。あ~おそろし。
Posted by ひげオヤジひげオヤジ at 2010年08月18日 11:40
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木曽路は山の中・・・
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