2012年01月15日
きっと、晴れる!
1月14日、土曜日。この時期、いつもなら「寒い寒い寒い・・・」と呟きながら、グズグズグズと布団から出ようとしないこのひげオンジ。たアラームが鳴り出すと同時に、ガバリと飛び起きるのだから、これはきっと何か、
良くない魂胆・・・
があるに決まっている。という諸兄のご推察のとおり、タックルバッグを肩にとっと車に乗り込み、一路高速を北上。空を見れば夜明けというのに薄暗く、途中急に雨脚が強くなる。米原ICを下りて丹生川沿いに進路を取れば、雨が雪へと変わってくる。駐車場に車を入れたのが8時少し前。そしてトコトコ坂道を下ってみれば、そこは、

ということに相成った。空からは勢いよく白いものが落ちてくる。「これはやっぱり、車に合羽を取りに戻った方が・・・」とも一瞬思うが、「いやいや今日は、
あの人が来る!
から」と思い、そんな迷いはすっぽり無視して、タバコを吹かしながら開場となる8時半を待つことにする。いつものように10分早く受付の窓口が開くと同時に、駐車料金&入場料&釣り券併せて3850円を支払った後、のんのんずいずいと歩いていけば、白く靄の立ち上るポンドが目の前に広がっている。この釣り場で最高のポイントとなる釣り桟橋の右端に、マナー違反と知りつつも、少し荷物を大きめに広げて釣り座を取るのは、もちろん後からやってくる、
あの人・・・
のために釣り座を確保しようと考えたため。とはいえ、何もせずボンヤリ待っているはずもないこの釣りバカ。先ずは5番のロッドに5Xのティペット。先には赤のBHピューパを結んで、キャスト開始。最初の20分はタナがあわず、スローな釣りになったが、タナ1m20cmときっちり決まれば後はもう、

次々釣れるニジマスにキャキャキャッと笑いながら、
あの人を待つ・・・・・
なんて、釣り開始1時間あまり。すでにフライ一本きりで、20尾以上リリースした後、ロッドケースを片手に下げた、あの人がやってきた。てっきり、「一人で来るはず・・・」と思っていたのに、なんと隣にはどっしりとした巨漢が連れ立っている。「あらら・・・」と思いつつも、少し遠い所から「やあやあ」と手を振ってみれば、そんな小生応えてくださる笑顔が一つ。それは、もちろん、今日ご一緒するあの管釣り&藪沢名人・・・こと、

のお姿なのでありました。
例年、初釣りは「管釣り遠征」と決めているのが、我らが大将。今年も「岡崎のトラポンか、朽木にでも・・・」という連絡があったのは新年早々。しかし厳冬のこの時期、どこもあまり釣れそうにない、ということで小生がご推薦申し上げたのが、この醒ヶ井。高速から下りて近いことと、周年変わらぬ水温のおかげで魚の活性はこの時期でもものすごく高く、さらに「自分ところで魚を養殖している」というものすごいアドバンテージから来る圧倒的な放流量。ここなら先ず外れはないということでお奨めしのだが、「じゃ、そこへ行くから」とお返事のメールをもらったのが3日前。わざわざ小生の地元まで来ていただく上は、ちゃんと釣ってもらわないと困る!ということでの先駆け場所取りの陣と相成るのが今朝のバタバタの原因なのであった。
さて、このひげオンジには一つのジンクスがある。それは何かといえば、

というもの。大将とはこれまで「管釣り」やら「渓流」やら、何度となく一緒に釣りに出かけてきたが、一度も雨に降られたことはない。最初のお出会いが、あの「爆雪のくろや」であったことがきっと良いきっかけになったのだろうと、自分勝手に考えていいるが、それ以降、6年間のお付き合いを経て、「大将&晴れ」というのは小生の中で一つの神話となっている。それゆえ雨具は、あえて車の中に置いてきたのだが、さてさて今日も、朝一番の雪などとうに止み、気がつけば、

になっているから、本当に不思議なものです。
さて大将の隣に居並ぶ偉丈夫といえば、その巨体に似合わぬ優しい笑顔が何より可愛い、

こと、Y.Yoshi殿なのでありました。「奥さんに叱られるから、今回はキャンセル・・・」と事前のメールで伺っていたので、「てっきり来ない」と思っていたヘラクレス殿なのであるが、この無敵の勇者、いったいどういう寝技を使われたのか、まま、上手く奥様をなだめすかしつの急遽の参戦。うーん、その寝技のあらましが気になる所ではあるが、その詳細については日が暮れてから、しっかりお伺いすることにして、先ずは広くはない桟橋にて、三人並んで、新春の釣りということに相成った。
さて、それまで黙々と釣っていた小生も、お仲間が加わればずいぶん陽気な

になる。隣では大将が、渓流ならぬ「管釣り」はあまり得意でないY.Yoshi殿の釣りを眺めながら、
「ほらっ、当たってる、また当たってる、あっ、それじゃ遅い・・・」
とさんざん注文を付けている。その声援(っていうより野次)にペースを攪乱されたのか、キャストの上手なヘラクレス殿は、フライを後ろの木に引っかけるは、あわせ切れするはの大騒ぎになっている。そして肝心の大将ときたら、買い置きのティペットが少し古いせいか、次々と掛かる魚に仕掛けを飛ばされ、釣るよりリーダーの修繕をしている時間の方が長く、ほとんど釣りになってない。いやはやさてさて、これこそまさに、

ということなのでありますねぇ。
などと言いつつ、やはりここ醒ヶ井。釣り場のポテンシャルはすごく高く、手前に落とそうが遠くに投げようが、フライが水になじめば、さほど待つまでもなくマーカーがきれいに消し込み、グンとロッドが曲がり出す。しかも生まれたときから同じ環境で生活しているニジマスたちは本当に元気いっぱいで、30センチそこそこの魚であっても、あっちへ走りこっちへ走り、さらには勢いよくドドンとジャンプを繰り返しては、5番のロッドをバットからグンと曲げてくれる小気味よさ。少しサイズが上がれば、まさに、
腕がしびれる・・・
という所まで遊んでくれるから本当に楽しい。「今日は歳の数だけ釣れたらいいから・・・」と言ってた大将も、午前中だけでほぼそのミッションは終了された。
さてマーカーの釣りにも少し飽きたところで、今度はTypeⅡを巻いたリールを取り出し、6番の竿にセット。引っ張って釣ることにしようと思い、トラウトガムなぞをティペットの先に結んで、キャストすることにした小生。しかしまぁ好事魔多く、遠投しようと思い、足下に出したラインが、ひょんなことからダンゴになってしまう。(ってか、久しぶりに使ったので巻き癖が強く残っていたのがその原因。やっぱり日々のタックルのメンテナンスは大切ですねぇ・・・)
ほどけども、ほどけども・・・ほぐれぬラインにイライラしつつ、結局それためだけで20分以上時間をロス。何とか釣りを再開するまでに、早朝のリードしていた数を、大将、ヘラクレス殿の両名には、あっという間に追いつかれてしまう。
ふと、横を見ればヘラクレス殿までもが「引っ張りの釣り」(ヘラクレス殿はフローティングラインのまま、シンカーを付けてストリーマーを引くというどちらかと言えば、LLの釣り)に参戦しておられる。ようやくのライントラブルからやっと解放された小生が、キャストすれば、
1キャスト・2アタリ・ノーフィッシュ・・・ (?_?)
という状態になる。それもそのはず。「引っ張りなら大物ねらい」ということで小生が投げているのは8番のフライ。いくら何でもデカ過ぎるヘラクレス級のこのフライでは魚は咥え切れてない。「ん、じゃあ」とフライを10番にダウンサイジングすれば、すぐさま手元にグゥンした重みが乗って、ピチピチのニジマスが釣れてくる。それから後はワンキャスト・ワンフィッシュ状態になるが、お隣のY.Yoshi殿もシンカー使用で、きっちりタナを取れたせいか、同じペースで釣り盛る。思わず、二人そろって、

と大きな声を掛けるが、「ふふん」と鼻で笑った大将は、相も変わらずマーカーの釣りで当然至極のごとく、数を伸ばされているのでありました。
お昼を30分ほど過ぎたところで、昼食休憩を取ることに。いつもの醒ヶ井なら園内のあちこちにある食堂やらみやげもの屋で、暖かい食事が取れるのだが、厳冬期の今日、休日であるにもかかわらず、店舗はすべて、

自動販売機までもが電源OFFの状態で一瞬、途方に暮れるが、冬用に開放されている休憩所では「カップラーメン」の販売があり、それで何とか急場をしのぐことに。(ちなみにこの休憩所。インスタントではあるがコーヒーは自由に飲み放題。電子レンジもあるのでコンビニ弁当などを持ってくれば、それなりに極楽なのであります)先ずはカップ麺の湯気に頬を暖めながら、大将から、あれこれ旧知の人々のご様子などをお伺いしつつ、しばしの歓談を楽しむ。このメンバーがそろえば話は尽きることなく、いつまでもおしゃべりと続けていたいところだが、そうは問屋が卸さない。醒ヶ井養鱒場という「滋賀県漁連」という半官半民で運営されるこの釣り場では、なんと休日であるにも関わらず、

という厳しいルールが待っている。(ちなみに年末年始は12月28日から1月4日まで休み・・という、この日本の「レジャー」ということをまったく顧みない、恐ろしいほどの「殿様商売」。こういう暢気さが却って魅力だったりするのです)ということで、昼食休憩もそこそこに、3人そろって、あわてて桟橋に戻ることに。
さて午後の一投目も相も変わらず「引っ張るひげオンジ&ヘラクレス」に対し、ひたすらマーカーで我が道を行く大将。その勢いに押され、再度マーカーでの釣りに戻るのは、ひげオンジ&ヘラクレスの意志が弱いせいでは決してなく、大将の強い信念がそうさせるのであります。それから以降は、
白の時代~黄の時代~橙(オレンジ)の時代・・・

と当たりカラーはそのつど変われど、まま、結局は何を投げても釣れるこの釣り場のおかげで、3人そろって、
キャハハハハハ~(^o^)
と笑い声の絶えない桟橋の上なのでありました。
なんて言いつつも、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうというのがこの世の常。もの悲しい終了時間を知らせる音楽が響き始めれば時計は4時5分前。一足お先に・・と終了し、休憩所にくつろぐ大将の姿を横目に見つつ、最後の一尾を引っ張りの釣りでしとめていれば、お隣でもキュンと消し込むマーカーにすかさずロッドを立てるヘラクレス殿も、最後の一尾をしっかりキャッチ。先ずはそろって優しくニジマスをリリースしつつ、

ということに相成った。ちなみに大将はライントラブルなどで実質5時間あまりしか釣っていないにも関わらず、軽く3桁を釣っている(って、やっぱ実力!)。管釣りが苦手、苦手というヘラクレス殿も、どう見ても80尾以上の釣果にはなっているはず。まま、厳冬のこの時期に、これだけ元気な魚を数釣ることができれば、上上吉・・・ということに相成る次第。
さてその後は、いつものように「日帰り温泉~夕食~コーヒーブレイク」という、いつもの定番メニューに突入していく。温泉では大将の持ち込んだ、
完全防水カメラ・・(^_^;)
にて男三人によるヘアヌード撮影会(ちなみにその写真はネット上では100%発禁)なども催されつつ、いつまで経っても話は尽きない。気がつけば釣り場を後にして4時間以上の時が経っている。いやはやさてさて、、なんで、みんな、こんなに
仲良し!
なんだ、とまったくもって、幼子のように呆れ果てつつ、さてさて次は陽春きらめく渓流での再会を、楽しみに楽しみ、待っていることにしましょうね。
2012/01/14
PS・・・今回の釣行記は、きっと大将のブログ(http://hmachi.blog87.fc2.com/)でも近日公開になるはず。もしかすると「禁断のヌード画像」なども、そちらで見ることができるかも知れませぬ。興味津々の方は、そちらへどうぞ・・・。
良くない魂胆・・・
があるに決まっている。という諸兄のご推察のとおり、タックルバッグを肩にとっと車に乗り込み、一路高速を北上。空を見れば夜明けというのに薄暗く、途中急に雨脚が強くなる。米原ICを下りて丹生川沿いに進路を取れば、雨が雪へと変わってくる。駐車場に車を入れたのが8時少し前。そしてトコトコ坂道を下ってみれば、そこは、
醒ヶ井養鱒場の玄関!
画面に映る白いものはすべて雪です・・・
ということに相成った。空からは勢いよく白いものが落ちてくる。「これはやっぱり、車に合羽を取りに戻った方が・・・」とも一瞬思うが、「いやいや今日は、
あの人が来る!
から」と思い、そんな迷いはすっぽり無視して、タバコを吹かしながら開場となる8時半を待つことにする。いつものように10分早く受付の窓口が開くと同時に、駐車料金&入場料&釣り券併せて3850円を支払った後、のんのんずいずいと歩いていけば、白く靄の立ち上るポンドが目の前に広がっている。この釣り場で最高のポイントとなる釣り桟橋の右端に、マナー違反と知りつつも、少し荷物を大きめに広げて釣り座を取るのは、もちろん後からやってくる、
あの人・・・
のために釣り座を確保しようと考えたため。とはいえ、何もせずボンヤリ待っているはずもないこの釣りバカ。先ずは5番のロッドに5Xのティペット。先には赤のBHピューパを結んで、キャスト開始。最初の20分はタナがあわず、スローな釣りになったが、タナ1m20cmときっちり決まれば後はもう、
入れ食い!
30センチを少し超える魚だが、本当によく走り元気いっぱい。
皆さん、休日の醒ヶ井は他の釣り人のことも考えて少しヘビーなタックルのご準備を!
皆さん、休日の醒ヶ井は他の釣り人のことも考えて少しヘビーなタックルのご準備を!
次々釣れるニジマスにキャキャキャッと笑いながら、
あの人を待つ・・・・・
なんて、釣り開始1時間あまり。すでにフライ一本きりで、20尾以上リリースした後、ロッドケースを片手に下げた、あの人がやってきた。てっきり、「一人で来るはず・・・」と思っていたのに、なんと隣にはどっしりとした巨漢が連れ立っている。「あらら・・・」と思いつつも、少し遠い所から「やあやあ」と手を振ってみれば、そんな小生応えてくださる笑顔が一つ。それは、もちろん、今日ご一緒するあの管釣り&藪沢名人・・・こと、
hajihadu大将!(^_^)v
「いやあ、こんな深い釣り場は苦手だな・・・」だなんて言いながら、
しっかりグッドサイズをキャッチする大将!
しっかりグッドサイズをキャッチする大将!
のお姿なのでありました。
例年、初釣りは「管釣り遠征」と決めているのが、我らが大将。今年も「岡崎のトラポンか、朽木にでも・・・」という連絡があったのは新年早々。しかし厳冬のこの時期、どこもあまり釣れそうにない、ということで小生がご推薦申し上げたのが、この醒ヶ井。高速から下りて近いことと、周年変わらぬ水温のおかげで魚の活性はこの時期でもものすごく高く、さらに「自分ところで魚を養殖している」というものすごいアドバンテージから来る圧倒的な放流量。ここなら先ず外れはないということでお奨めしのだが、「じゃ、そこへ行くから」とお返事のメールをもらったのが3日前。わざわざ小生の地元まで来ていただく上は、ちゃんと釣ってもらわないと困る!ということでの先駆け場所取りの陣と相成るのが今朝のバタバタの原因なのであった。
さて、このひげオンジには一つのジンクスがある。それは何かといえば、
大将と釣るときは絶対、雨にならない!
これが当日の醒ヶ井ルアー&フライ釣り場。水温の方が気温よりずっと高い!
というもの。大将とはこれまで「管釣り」やら「渓流」やら、何度となく一緒に釣りに出かけてきたが、一度も雨に降られたことはない。最初のお出会いが、あの「爆雪のくろや」であったことがきっと良いきっかけになったのだろうと、自分勝手に考えていいるが、それ以降、6年間のお付き合いを経て、「大将&晴れ」というのは小生の中で一つの神話となっている。それゆえ雨具は、あえて車の中に置いてきたのだが、さてさて今日も、朝一番の雪などとうに止み、気がつけば、
空は青空・・・
ほら!このとおり。さっきまでの雪雲が嘘のよう・・・
になっているから、本当に不思議なものです。
さて大将の隣に居並ぶ偉丈夫といえば、その巨体に似合わぬ優しい笑顔が何より可愛い、
東海のヘラクレス!
その体躯とは似合わぬ優しく穏やかな釣り姿の「ヘラクレス」ことY.Yoshi殿。
今日はなぜか絶好調・・・なのです!
今日はなぜか絶好調・・・なのです!
こと、Y.Yoshi殿なのでありました。「奥さんに叱られるから、今回はキャンセル・・・」と事前のメールで伺っていたので、「てっきり来ない」と思っていたヘラクレス殿なのであるが、この無敵の勇者、いったいどういう寝技を使われたのか、まま、上手く奥様をなだめすかしつの急遽の参戦。うーん、その寝技のあらましが気になる所ではあるが、その詳細については日が暮れてから、しっかりお伺いすることにして、先ずは広くはない桟橋にて、三人並んで、新春の釣りということに相成った。
****************************************
さて、それまで黙々と釣っていた小生も、お仲間が加わればずいぶん陽気な
ラテンの釣り~♪(って、いったいどんな釣りだぁ!)
本日、何度も目にしたお二人のダブルヒット!そのアップテンポの釣りはまさに、ラテン・・・
になる。隣では大将が、渓流ならぬ「管釣り」はあまり得意でないY.Yoshi殿の釣りを眺めながら、
「ほらっ、当たってる、また当たってる、あっ、それじゃ遅い・・・」
とさんざん注文を付けている。その声援(っていうより野次)にペースを攪乱されたのか、キャストの上手なヘラクレス殿は、フライを後ろの木に引っかけるは、あわせ切れするはの大騒ぎになっている。そして肝心の大将ときたら、買い置きのティペットが少し古いせいか、次々と掛かる魚に仕掛けを飛ばされ、釣るよりリーダーの修繕をしている時間の方が長く、ほとんど釣りになってない。いやはやさてさて、これこそまさに、
人を呪わば穴二つ・・・
お二人が呪われている間に、こっそり釣果を伸ばす・・・
その姑息さが小生の真骨頂・・・?
その姑息さが小生の真骨頂・・・?
ということなのでありますねぇ。
などと言いつつ、やはりここ醒ヶ井。釣り場のポテンシャルはすごく高く、手前に落とそうが遠くに投げようが、フライが水になじめば、さほど待つまでもなくマーカーがきれいに消し込み、グンとロッドが曲がり出す。しかも生まれたときから同じ環境で生活しているニジマスたちは本当に元気いっぱいで、30センチそこそこの魚であっても、あっちへ走りこっちへ走り、さらには勢いよくドドンとジャンプを繰り返しては、5番のロッドをバットからグンと曲げてくれる小気味よさ。少しサイズが上がれば、まさに、
腕がしびれる・・・
という所まで遊んでくれるから本当に楽しい。「今日は歳の数だけ釣れたらいいから・・・」と言ってた大将も、午前中だけでほぼそのミッションは終了された。
さてマーカーの釣りにも少し飽きたところで、今度はTypeⅡを巻いたリールを取り出し、6番の竿にセット。引っ張って釣ることにしようと思い、トラウトガムなぞをティペットの先に結んで、キャストすることにした小生。しかしまぁ好事魔多く、遠投しようと思い、足下に出したラインが、ひょんなことからダンゴになってしまう。(ってか、久しぶりに使ったので巻き癖が強く残っていたのがその原因。やっぱり日々のタックルのメンテナンスは大切ですねぇ・・・)
ほどけども、ほどけども・・・ほぐれぬラインにイライラしつつ、結局それためだけで20分以上時間をロス。何とか釣りを再開するまでに、早朝のリードしていた数を、大将、ヘラクレス殿の両名には、あっという間に追いつかれてしまう。
ふと、横を見ればヘラクレス殿までもが「引っ張りの釣り」(ヘラクレス殿はフローティングラインのまま、シンカーを付けてストリーマーを引くというどちらかと言えば、LLの釣り)に参戦しておられる。ようやくのライントラブルからやっと解放された小生が、キャストすれば、
1キャスト・2アタリ・ノーフィッシュ・・・ (?_?)
という状態になる。それもそのはず。「引っ張りなら大物ねらい」ということで小生が投げているのは8番のフライ。いくら何でもデカ過ぎるヘラクレス級のこのフライでは魚は咥え切れてない。「ん、じゃあ」とフライを10番にダウンサイジングすれば、すぐさま手元にグゥンした重みが乗って、ピチピチのニジマスが釣れてくる。それから後はワンキャスト・ワンフィッシュ状態になるが、お隣のY.Yoshi殿もシンカー使用で、きっちりタナを取れたせいか、同じペースで釣り盛る。思わず、二人そろって、
「大将!今は引っ張りの時代ですよ~お!」
あまりの好反応にネットまでが震えるのか?ちゃんと掬ってね、ヘラクレス殿
と大きな声を掛けるが、「ふふん」と鼻で笑った大将は、相も変わらずマーカーの釣りで当然至極のごとく、数を伸ばされているのでありました。
****************************************
お昼を30分ほど過ぎたところで、昼食休憩を取ることに。いつもの醒ヶ井なら園内のあちこちにある食堂やらみやげもの屋で、暖かい食事が取れるのだが、厳冬期の今日、休日であるにもかかわらず、店舗はすべて、
休業中・・・(T_T)
桟橋の向こうに見えるのが、冬の醒ヶ井の憩いの場となる休憩所。
係のおじさん、おばさんは相変わらず親切!
係のおじさん、おばさんは相変わらず親切!
自動販売機までもが電源OFFの状態で一瞬、途方に暮れるが、冬用に開放されている休憩所では「カップラーメン」の販売があり、それで何とか急場をしのぐことに。(ちなみにこの休憩所。インスタントではあるがコーヒーは自由に飲み放題。電子レンジもあるのでコンビニ弁当などを持ってくれば、それなりに極楽なのであります)先ずはカップ麺の湯気に頬を暖めながら、大将から、あれこれ旧知の人々のご様子などをお伺いしつつ、しばしの歓談を楽しむ。このメンバーがそろえば話は尽きることなく、いつまでもおしゃべりと続けていたいところだが、そうは問屋が卸さない。醒ヶ井養鱒場という「滋賀県漁連」という半官半民で運営されるこの釣り場では、なんと休日であるにも関わらず、
午後4時、営業終了!
これが本日の桟橋の様子。10名ほどのルアーさんも皆さんよく釣ってましたね。
という厳しいルールが待っている。(ちなみに年末年始は12月28日から1月4日まで休み・・という、この日本の「レジャー」ということをまったく顧みない、恐ろしいほどの「殿様商売」。こういう暢気さが却って魅力だったりするのです)ということで、昼食休憩もそこそこに、3人そろって、あわてて桟橋に戻ることに。
さて午後の一投目も相も変わらず「引っ張るひげオンジ&ヘラクレス」に対し、ひたすらマーカーで我が道を行く大将。その勢いに押され、再度マーカーでの釣りに戻るのは、ひげオンジ&ヘラクレスの意志が弱いせいでは決してなく、大将の強い信念がそうさせるのであります。それから以降は、
白の時代~黄の時代~橙(オレンジ)の時代・・・
またまたまたの、ダブルヒットの模様。
手前のヘラクレス殿の竿の向こうで大将の竿が相似形になっているのが判りますか
手前のヘラクレス殿の竿の向こうで大将の竿が相似形になっているのが判りますか
と当たりカラーはそのつど変われど、まま、結局は何を投げても釣れるこの釣り場のおかげで、3人そろって、
キャハハハハハ~(^o^)
と笑い声の絶えない桟橋の上なのでありました。
なんて言いつつも、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうというのがこの世の常。もの悲しい終了時間を知らせる音楽が響き始めれば時計は4時5分前。一足お先に・・と終了し、休憩所にくつろぐ大将の姿を横目に見つつ、最後の一尾を引っ張りの釣りでしとめていれば、お隣でもキュンと消し込むマーカーにすかさずロッドを立てるヘラクレス殿も、最後の一尾をしっかりキャッチ。先ずはそろって優しくニジマスをリリースしつつ、
本日終了!(^_^)v
ということに相成った。ちなみに大将はライントラブルなどで実質5時間あまりしか釣っていないにも関わらず、軽く3桁を釣っている(って、やっぱ実力!)。管釣りが苦手、苦手というヘラクレス殿も、どう見ても80尾以上の釣果にはなっているはず。まま、厳冬のこの時期に、これだけ元気な魚を数釣ることができれば、上上吉・・・ということに相成る次第。
さてその後は、いつものように「日帰り温泉~夕食~コーヒーブレイク」という、いつもの定番メニューに突入していく。温泉では大将の持ち込んだ、
完全防水カメラ・・(^_^;)
にて男三人によるヘアヌード撮影会(ちなみにその写真はネット上では100%発禁)なども催されつつ、いつまで経っても話は尽きない。気がつけば釣り場を後にして4時間以上の時が経っている。いやはやさてさて、、なんで、みんな、こんなに
仲良し!
なんだ、とまったくもって、幼子のように呆れ果てつつ、さてさて次は陽春きらめく渓流での再会を、楽しみに楽しみ、待っていることにしましょうね。
2012/01/14
PS・・・今回の釣行記は、きっと大将のブログ(http://hmachi.blog87.fc2.com/)でも近日公開になるはず。もしかすると「禁断のヌード画像」なども、そちらで見ることができるかも知れませぬ。興味津々の方は、そちらへどうぞ・・・。
Posted by ひげオンジ at 01:11│Comments(12)
│醒ヶ井養鱒場
この記事へのコメント
こんばんわ
おー老舗の養魚場ですね創業100年を越しているとか・・・
小学校の時に一度行った事が有りますが遠い昔なので
ほとんど記憶に有りません。
私のPCのメールソフトを削除してしまったので
近いうちにブログのメッセージバナーからメールを
出しますので時々確認して下さい。
おー老舗の養魚場ですね創業100年を越しているとか・・・
小学校の時に一度行った事が有りますが遠い昔なので
ほとんど記憶に有りません。
私のPCのメールソフトを削除してしまったので
近いうちにブログのメッセージバナーからメールを
出しますので時々確認して下さい。
Posted by おいかわ
at 2012年01月15日 02:01

楽しまれていますねぇ。うらやましいです。
Posted by ならおう at 2012年01月15日 21:44
こんばんは~
おお~っとイッパイ釣ってるのね~
みんなで仲良く釣り三昧ってこと、
こちらはこちらで虎金を楽しんできました
只釣りまくるのもいいけど大会の緊張感もいいですよ
っていっても関東だけか!
では又。
おお~っとイッパイ釣ってるのね~
みんなで仲良く釣り三昧ってこと、
こちらはこちらで虎金を楽しんできました
只釣りまくるのもいいけど大会の緊張感もいいですよ
っていっても関東だけか!
では又。
Posted by TATA GP at 2012年01月15日 22:15
いいなー。
私の初釣りなんか、たったの5匹でした。(涙)
大将閣下もご健勝のご様子、なによりです。
私の初釣りなんか、たったの5匹でした。(涙)
大将閣下もご健勝のご様子、なによりです。
Posted by blue at 2012年01月16日 19:38
今年も、ご足労頂きましてありがとうございました。
今回持ち込んだ秘密兵器のカメラは、やはり改善の余地があるようで、
残念な結果となり、少し寂しい思いをしております。(笑)
また、風呂場での撮影は、すごーく危険な映像となることも学びました。(汗)
それにしても、あのチャンポン、美味しかったです。
今後は、カレーうどんに続き、恒例の食べ物になるかも知れませんね。
今回持ち込んだ秘密兵器のカメラは、やはり改善の余地があるようで、
残念な結果となり、少し寂しい思いをしております。(笑)
また、風呂場での撮影は、すごーく危険な映像となることも学びました。(汗)
それにしても、あのチャンポン、美味しかったです。
今後は、カレーうどんに続き、恒例の食べ物になるかも知れませんね。
Posted by hajihadu at 2012年01月16日 19:52
こんばんわ♪
こんなに釣れたのはいつ以来だろうか!
それとこんなに笑ったのもいつ以来だろうか!(笑
二人のヒゲ管釣大王のおかげです、ありがとうございました!
また同行おねがいします。
それにしてもあのチャンポン旨かったな~クセになりそうです。
次回は肉そばブラックにしてみます。
こんなに釣れたのはいつ以来だろうか!
それとこんなに笑ったのもいつ以来だろうか!(笑
二人のヒゲ管釣大王のおかげです、ありがとうございました!
また同行おねがいします。
それにしてもあのチャンポン旨かったな~クセになりそうです。
次回は肉そばブラックにしてみます。
Posted by Y.yoshi at 2012年01月16日 20:44
こんばんは。
まさに「新春ビッグスリー、数釣り大会!」(笑)
皆さん春から全開ですね。そして、そうこうしていると、
すぐに渓流シーズンになりますね。
今年も一杯のマス達にあって、釣り仲間たちとの楽しい
時間が過ごせたら、それだけでもう幸せ一杯ですね。
まさに「新春ビッグスリー、数釣り大会!」(笑)
皆さん春から全開ですね。そして、そうこうしていると、
すぐに渓流シーズンになりますね。
今年も一杯のマス達にあって、釣り仲間たちとの楽しい
時間が過ごせたら、それだけでもう幸せ一杯ですね。
Posted by jbopper
at 2012年01月16日 22:05

>おいかわ大師匠、おばんです。そうですよね。近隣の県民なら必ず、
遠足!
で訪れたことのあるこの釣り場。一度、現場を拝見していただければと思いつつ・・・、アドレスの件は了解いたしましたので、後はよろしく。
>ならおう殿、毎度です。少し遠いところにありますが、この醒ヶ井。先ずは桜の季節か紅葉の季節に、花見or紅葉狩りを兼ねて、ご家族ご一緒に、のんびり訪れていただくのが、良いかと思います。今回は空振りでしたが、
ビワマスの刺身・・・
なんて珍味も待っていたりしますから。
>Ohマイブラザー!そちらは大会にてスリリングな日々を過ごされているご様子。その充実ぶりを拝見すれば、小生にとっても
喜ばしいこと!
限りなしなのであったりします。とはいえ、そんなトーナメントとは無縁の小生。先ずjは自分勝手に、
無冠の帝王・・・
と名乗っておくことに致しましょう。もちろんそれは、
無能の帝王
の誤変換であったりもするのですが。エヘヘヘ~♪
>blue殿、初釣りが、たった5匹とは、いったい、どこに釣りに行っているのですか?悪いことは言いません。初釣りでは、必ず
歳の数だけ釣れる所
に出かけてください。一年の健康に過ごす、それが最高の妙薬と小生は信じております。
>大将、遠路はるばる我が地元まで来ていただいたこと、感激至極の小生なのであります。さらには、そちらのブログでの、
あぶない画像・・・
もまっことありがたい限りなのであります。先ずは今回の御礼も兼ねて、次回は小生がそちらの方へお伺いしなければなりません。またその際には、
小生のお古の5番ロッド・・・
も差し上げる予定。管釣り用に必携の一本。それまでは、グリップグラグラの竿を我慢してくださいね。
>Y.yoshi殿、当日お出会いできないものとあきらめていた小生、そのお姿を拝見したときは、思わず、
胸にこみ上げるもの・・・
がありました。なんて言うのはもちろん嘘八百なのですが、しかし本当に、
釣り場でこんなに大笑い!
したのは小生にとっても久しぶりのこと。こんなにも楽しく豊かな時間をいただけたことに、まっこと、さんきゅうべりぃまっち!なのであります。さて次回こそ、渓流で一戦交えましょうね。いやぁ、楽しみ、楽しみ・・・
遠足!
で訪れたことのあるこの釣り場。一度、現場を拝見していただければと思いつつ・・・、アドレスの件は了解いたしましたので、後はよろしく。
>ならおう殿、毎度です。少し遠いところにありますが、この醒ヶ井。先ずは桜の季節か紅葉の季節に、花見or紅葉狩りを兼ねて、ご家族ご一緒に、のんびり訪れていただくのが、良いかと思います。今回は空振りでしたが、
ビワマスの刺身・・・
なんて珍味も待っていたりしますから。
>Ohマイブラザー!そちらは大会にてスリリングな日々を過ごされているご様子。その充実ぶりを拝見すれば、小生にとっても
喜ばしいこと!
限りなしなのであったりします。とはいえ、そんなトーナメントとは無縁の小生。先ずjは自分勝手に、
無冠の帝王・・・
と名乗っておくことに致しましょう。もちろんそれは、
無能の帝王
の誤変換であったりもするのですが。エヘヘヘ~♪
>blue殿、初釣りが、たった5匹とは、いったい、どこに釣りに行っているのですか?悪いことは言いません。初釣りでは、必ず
歳の数だけ釣れる所
に出かけてください。一年の健康に過ごす、それが最高の妙薬と小生は信じております。
>大将、遠路はるばる我が地元まで来ていただいたこと、感激至極の小生なのであります。さらには、そちらのブログでの、
あぶない画像・・・
もまっことありがたい限りなのであります。先ずは今回の御礼も兼ねて、次回は小生がそちらの方へお伺いしなければなりません。またその際には、
小生のお古の5番ロッド・・・
も差し上げる予定。管釣り用に必携の一本。それまでは、グリップグラグラの竿を我慢してくださいね。
>Y.yoshi殿、当日お出会いできないものとあきらめていた小生、そのお姿を拝見したときは、思わず、
胸にこみ上げるもの・・・
がありました。なんて言うのはもちろん嘘八百なのですが、しかし本当に、
釣り場でこんなに大笑い!
したのは小生にとっても久しぶりのこと。こんなにも楽しく豊かな時間をいただけたことに、まっこと、さんきゅうべりぃまっち!なのであります。さて次回こそ、渓流で一戦交えましょうね。いやぁ、楽しみ、楽しみ・・・
Posted by ひげオンジ
at 2012年01月16日 22:26

すみません、通りすがりの者ですが、魚の直置きはよした方が良いと思います。食されるなら結構なんですが、醒井ってことはオールリリース。
よけいなお世話かもしれませんが、見ていていい気がしません。
昨日今日始めた方なら仕方がないと思いますが、お見受けする限りかなりのキャリアをお持ちと思います。
気分を害される様であればコメントを削除して頂いても結構なのですが、ちょっと気になったのでコメントさせて頂きました。
申し訳ございません。
よけいなお世話かもしれませんが、見ていていい気がしません。
昨日今日始めた方なら仕方がないと思いますが、お見受けする限りかなりのキャリアをお持ちと思います。
気分を害される様であればコメントを削除して頂いても結構なのですが、ちょっと気になったのでコメントさせて頂きました。
申し訳ございません。
Posted by 通りすがり at 2012年01月27日 00:42
>通りすがりさん、ご忠告、まことに感謝です。平素はネットも使わず、リリーサーを使う小生なのですが、少ししっかりと魚の写真を撮りたい時には、このように、一日に2~3尾の魚に無理を強いることがあるのが、悪い癖と思っております。もちろん、ランディングするときには、先ずはその場をしっかり、
濡らしてから・・・
ということはしっかり守った上に、魚体には一切手を触れぬようしてリリースしておりますが、それでも魚への負担は大きなもの。今後はこういう乱暴な振る舞いを、
不愉快に感じられる方・・・
のことも思いに入れつつ、この駄ブログを続けていこうかと思います。何せ不作法極まりない小生ゆえに、今後もこのようなご忠告を賜りますよう、よろしくお願い申し上げる次第であります。
濡らしてから・・・
ということはしっかり守った上に、魚体には一切手を触れぬようしてリリースしておりますが、それでも魚への負担は大きなもの。今後はこういう乱暴な振る舞いを、
不愉快に感じられる方・・・
のことも思いに入れつつ、この駄ブログを続けていこうかと思います。何せ不作法極まりない小生ゆえに、今後もこのようなご忠告を賜りますよう、よろしくお願い申し上げる次第であります。
Posted by ひげオンジ
at 2012年01月28日 02:13

機械の幸運な明らかでわりに速い時を表して、空中に垂れる糸と関係がある原因は:機械を表して震動されて、空中に垂れる糸は掛かって続けてイベントの外に杭あるいは速度の針止めの上で着きます;空中に垂れる糸の後ろから2番目の枠はあるいはの外でサッサフラス怏遅い針杭に当たります
Posted by ルイヴィトンコピー at 2013年07月22日 16:29
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Posted by 2014事務服シャツ at 2014年06月24日 10:27
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