許してあげない!

ひげオンジ

2010年06月20日 22:00

6月19日(土)午前4時・・・

 昨夜来の雨は何とかやんだようだが、ドアから一歩外に出ると、

 のったり・・・

とした生暖かく、重たい空気が体を包む。

 あー、今日もやっぱり天気はダメかぁ・・・

と星一つない真っ暗な空を見上げてみれば、さらに気持ちが滅入るばかり・・・。などとマイナーなことばかり考えてみても仕方ない。先ずはいつものように、名神高速を北上しつつ、他に車一台見ることもないがら空きの東海北陸道へと侵入。およそ2時間と少しのドライブの後、たどり着いたのは、

 
道の駅 桜の郷・荘川



この時計の時刻が小生の到着時間の何よりの証拠なのです。


 約束の時間に遅れぬようにと途中休憩を挟むこともなく一気呵成のドライブ。先ずは運転席から降りるなり得意の柔軟体操。さらに公衆トイレにて用を済ませた後、冷たい水で顔を拭って人心地つけてから車に戻り、助手席におきっぱなしの携帯電話を手に取ってみれば、なんと、

 着信アリ

というメッセージ。
あれあれと思い、すかさず電話の主に折り返しの呼び出しを掛ければ、着信音もももどかしいのか、すぐさま、あのいつもの、少し頼りないお声が聞こえてくる。

 「もしもし・・・あっ、おはようございます、vanillaです。ごめんなさい、少し遅れてしまうんで、待ってて下さい。じゃ。プツッ、ツーツーツー・・・。」

とまぁ、よほど慌てておられるのか。「いやいや、ゆっくり待ってますから、運転、気をつけて下さいね。」という当方の返事を聞くこともなく電話の向こうの声は2億4000万光年ほどの彼方へと消えてしまう。なんてことを書いているのは、何を隠そう、今日19日は、あの盟友、

 
vanillaice中尉!



タックルの用意をするフリなどしながら、謝り続けるvanilla中尉!


とのランデブー釣行のお約束。前回、石徹白春の陣にて、あのsinzan軍曹ともども、

 「一度、庄川水系ってとこに連れて行って」

とお願いしていた小生。「それなら・・・」と二つ返事お引き受け下さったご両人だが、sinzan軍曹は土曜は多忙で休めないとの由。「それじゃ、僕が・・・」ということで、ひげオヤジ生まれて初めての川にエスコートすることを約束して下さったのが、他ならぬvanillaice中尉殿なのだ。「遅れるといっても、なにせ律儀な中尉殿のこと」と考えた小生。

 まっ、天気も悪いし人も少ないはずだから、ゆっくりスタートする方がかえっていいか・・・

なんて、いかにも大人なことを考えているのは伊達に歳ばかりを食っていない証(あかし)。「まま、二、三十分のことなら・・・」と鷹揚に構えつつ、待ち続けること、三十分。まだ来ない。ふーむ。さらに十五分。あらら、まだ来ない。なんとそれから一時間を経った後にも、

 まっ、まだ、くぉぬぁぁああい!(>_<)

ということで、いくらのんきな小生であってもさすがにその口ひげが怒りで逆立とうとしたその瞬間、お馴染みの白い車が駐車場目がけて、あたふたと飛び込んでくる。時計を見れば何と7時を50分ほど過ぎている(お約束はたしか6時半ではなかったか?)。これが彼女とのデートであるならば、

 「豚のウ※コにまみれて、地獄に堕ちてしまいなさい!」

などという一言と共に、その関係は永遠に「虚無」と化すのであろうが、さすがに年齢を重ねると共に、ずいぶんとノンビリ屋さん(っていうか、魯鈍)になった小生。先ほどの怒りなどすぐに忘れ、先ずは車から脱兎のごとく飛び降りてくる、少しヨレヨレ姿にも見えるvanilla中尉に向かい、

 いやぁ、よく来てくれましたね、こんな日に・・・

などと優しいお声を掛けようとしたその刹那、「ごめんなさい・ごめんなさい・ごめんなさい・ごめんなさい・・・」

 
ぐぉめぇんぬぅあすわぁ~い!



 とまぁ、勘三郎もかくやといわんばかりの大見得を切りつつ、ただただひたあやまりの中尉殿。その深く深くお辞儀をなさる姿を拝見しつつ、

 そっかあ、人間の体って、こんなに曲がるんだ・・・

などということに改めて気がついた次第。これならお金払って、ヨガなんか習うより、毎回、釣りに遅刻した方が体に良いのかなぁとも考える小生。もちろん、精神衛生にはものすごく良くないことは請け合いますので、皆様方、けっしてマネなどなさいませぬように。

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 さてさて、ひとしきり中尉殿から詫び言をうけたまわった後、再度車上に人になれば、先ずはインター降りてもっとも最寄りとなる一色川!を目指すことに。川沿いに少し走った後、前を行く中尉殿の車のハザードが灯るやいなや、いきなり路肩に急停止。車を降りるなり小生の車に向かって小走りに来る中尉殿の姿を見れば、「まだ、あやまる気なのか、この人は?」などとと一瞬思うが、窓を開きそのお言葉をうかがってみれば、

中尉:ここは水が多くて、濁りもありますから釣りにならないですね。  やっぱ庄川の上の方に行きましょう。



これが当日朝の庄川本流。こんな時に釣りに来るなんて、ほんとにバカだ!


とのこと。ということなれば、脇道から国道に戻り車を進める。国道に戻るや、少し進んだ所で、再度、中尉殿の車のハザードが灯る。「まさか、まだあやまり足りないというのか?」とドッキリするが、今度は小生など構うことなく中尉殿は道の脇ですでに営業を始めている酒屋へと突入。「そうか、そうか、ここで入漁券を買わないと・・・」と事情を飲み込んだ小生も、サイフを手に、中尉殿の後を追う。店内に入れば、中尉殿はすでにカウンターの前で入漁券を購入中。見れば小生の分も含めて2枚。締めて金2000円也・・・というのは高いのか安いのか、それは竿を出してみなければ判らない話だが、まま、先ずは中尉殿から入漁券一枚を受け取り、「これ、1000円だよね?」と言って、財布から取り出した野口英世君1名を渡そうとすれば、

中尉:あっ、あっ良いんですよ、遅刻してきたたお詫びだから・・・。

と小生の差し出す紙幣を固く固く拒まれる。「いや、それはなんでも・・・」と言いつつ、再度紙幣を手渡そうとするが頑として受け取ろうとしない中尉に半ばあきれつつ、

 まま、それで気が済むなら・・・

とその心情を斟酌(しんしゃく)し、無理を言わないでおくのも、ある意味「大人の智恵」なのだろうと了解し、紙幣を財布にしまいながら、フムフム、こういうことなら、今度は4時間ぐらい遅れて来て下さいね。それならきっと、

 年券!

が買ってもらえるのではないのかと勝手に思ったりするから人間なんて残酷なもの。こういう邪(よこしま)な心につい誘われるような、このダメダメひげオヤジに天誅の下る日はそう遠くはない。

 さて、一色川をあきらめた我々二人。今度はクネクネの山道をさらにひた走ること20分。一つ橋を越えた所にある広い路肩に車を停めれば、そこが今回釣行の脱渓点とのこと。そこから荷物を中尉殿の車にまとめ、さらにダートの林道を戻ること10分ほどで入渓点に到着する。「少し被る所もあるので・・・」というのアドバイスゆえに竿は3番の7.3ft。リーダーは気持ち長めに取るものの、いまだLLなどという技術とはほど遠い小生には、苦肉セッティングという所。はなんと7.2ftのケーンロッド(ラインは4番とのこと)。やっぱ通い慣れている人は違うわ・・・と思いつつも、先ずは熊笹をかき分けつつも流れに立つ。




 さて生まれて初めて立つことになった庄川の上流部。ガイドブックなどでその高名は何度も目にしてきたが、さらにその上流部ともなれば、清廉を極めるクリスタルな流れが、疲れた釣り人の心を癒してくれるのかと期待するが・・・。そこは当然、昨日から今朝にかけてひとしきり振った大雨のおかげで

増水&だだ濁り・・・(T_T)



こういう泥水が何カ所か流れ込む当日の川


のダブルパンチでノックアウト寸前の有様。

中尉:ここは今、川に沿って走る林道が工事中なんで、天気の良い時でも多少は濁るんですよ。

という慰めにもならぬ慰めを、

 さも当然のことのように言う・・・(-_-)

のが我等がvanillaice流。これはやはり千年の都、京都で生まれ育った御仁だけに、平安貴族の血を受けて、どこまでものんびりまったりなされているのであろう。とはいえ、ここまで来たら後には引けぬ。まずは涙目になりつつも、見えぬ川底に神経を少し使いながら、釣りをスタート。



キャストの最中でも、何度も振り返りつつ「ごめんなさい!」とあやまるvanilla中尉。
そんなことは良いから、釣りに集中しなさい!


 先ずは太い流れを避けつつ、流心の脇を丁寧に丁寧に14番のEHC流していくと、バッシャン!という飛沫が勢いよく上がる。その俊敏さはおそらくアマゴのものと了解しつつ、

 そっかあ、こんな流れでもちゃんとドライに出るんだ・・・

ということを思い知る。これが一人の釣行ならまちがないくニンフを流していたであろう小生。この状況下でもドライフライをキャストしているというのは、あくまでも自信を持ってドライを流していく中尉殿のお姿に促されてのことに違いない。いやはや、やはりあの兼好法師も述べるがごとく、

 すこしのことにも、先達(せんだち)はあらまほしきことなり・・・

という言葉の真実がこんなところにあったりします。

 さてさて、それから以降は少しでも流れのたるむ大岩の裏や、落ち込み脇の巻き返しなどを一つ一つ丁寧に丁寧に潰していく。どこのだれかは知らぬがKIF(関西イラチフライマン)なそと名のるFF師が名づけたという、ご存じ、

 ひげひげジックリ釣法!

がここでも炸裂。このおマヌケ釣法、実のところ「ここには絶対、魚がいる」という確信を持って竿を振ることのできる石徹白C&Rにて生まれたもの。
 「石のエグレや、岩裏にぜったい魚はいるんだから、後は出てくるのを待つだけ・・・」という実にモノグサ極まりない、はっきり言って

 誰にも知られたくない小生の恥ずかしい秘密・・・(^_^;)

でもあったりするのだ。とまぁ、何度も何度もしつこく同じレーンを流しに流すか、ひどい時は5分近く、岩陰のタルミの上にポッカリ毛針を浮かせたまま、ただただひたすら待ち続けていれば、いつまでたっても流れていかないフライに対し、

 しっ、辛抱おっ、たまらん!

という具合にイワナが飛び出してくる、というその瞬間が何より楽しい。ということで今日も緩い流れだけを選んでのショートキャストでフライを浮かべてみれば、大岩の陰から、案の定、

しっ、しんぼおっ、たまらん!(~o~)





という具合で20センチを少し越えるイワナが飛び出してきた。これが本日最初の一尾となったが、ここまで来るのに1時間近く掛かっている。まま、この条件下、ボ!とならなかったことだけでも、まさに、もって瞑すべし・・・ということならんや。

 なんて調子で、午前中は、オチビイワナやらアマゴ含め、ドライだけで6尾の釣果(最大21cm)と大満足のスタートとなった。とはいえ、目の前に横たわる太く重たい流心の向こうにある緩い流れを、しっかりとドラグフリーで流せる技術さえあれば、「ツ抜け」など、あっさり達成できていたはず。懸命にロングキャストを繰り返し、しっかりとしたメンディングで次々と魚をライズさせているvanilla中尉殿(いやぁ、そのキャスティングの上達ぶりにはほんと、驚く。どれほど軍曹殿にいじめられているんだ?)の姿を横目に見つつ、濁りの中からでもしっかりとライズしてくる魚たちのことを思えば、やはり小生の技術では、測りがたい世界が目の前にあるのだと改めて思い知ったる次第なのであります。



こんな流れの中からでも・・・



ほおれ、このとおり!いやはや自然って逞しい


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 「モグモグ~、ごめんなさい、ングッ、モグモグ~~、ごめんなさい」

 昼飯のおにぎりを頬張りながらもまだ謝り続けているvannila中尉から、しばしこの水系についてのお話やら、あのsinzan軍曹のお噂(その内容は・・・、とても恐ろしくてここには書けない、嗚呼!)などをお伺いした後、時計を見れば午後1時半。「ん、じゃ!」ということで午後の部をスタートさせることに。

 流れを見れば、少しは透明度も増したか・・・と思われる。これなら午前以上の好釣果を期待した所だが、現実はそれほど甘くない。午前とはうって変わって魚の反応は悪く、かろうじて岩陰に潜む18cmイワナを引きずり出すのがやっとのこと。

 うーむ、これはいったい?(-_-;)

と再三再四、首をひねりつつおれば、先行し前方の様子を探って来られた中尉殿から伝令が飛ぶ、

中尉:前方に先行者(それも餌師殿)が一人入ってます。
   きっと途中の林道から横に入ってきて、頭、ハネられたみたい・・・。


との伝達を受ければ、いかんともしがたく、ここは一度脱渓、退却し、もう少し上手よりの再チャレンジとするよう方針変更。

 とはいえ、再入渓後、行けども行けども状況は好転しない。聞けば、先述の餌師殿は、先に上流部を攻めてから我々が釣り上がる下流部へ降りてきたとのこと。その後塵を拝しつつ竿を出していた我々。そりゃまぁ、釣れないのも当然のこと。
 などと言いつつ、いったん始めたが最後・・・「やめられない、とまらない~♪」のご存じ「エビセン体質」な小生。脱渓地点を少し通り過ぎつつ、粘っこく攻め続けるが、結局、チビイワナ&チビアマゴを一尾ずつ追加しただけに終わる。水色もよく、渓相も最高なのだが、午前のことを思ってしまえば、う~~むっ、これじゃ、余計にストレスが溜まってしまう。と思いつつ、川から上がったのは、午後4時過ぎ。本来なら、



凛としたお顔の庄川アマゴ、イワナも含めここの魚、なぜか賢そう。


 
本日終了でぃ~す!


の金看板を大きく掲げて、帰り支度など始めるはずなのであろうが、今日の目的は釣りそのものより、

 行ったことのない流れを教えてもらう!(^o^)

というのが本来の願い。空を見れば幸い雨が落ちてくる心配もなさそう(っていうより、天気予報は最悪だったが、結局今日一日は少しパラパラ程度の雨ですんだ。これもやはり、あのsinzan軍曹のおかげ?)、ということでウェーダー姿のまま、山を下り一色キャンプ場へとひた走る。



ノンビリと草をはむ牛たち。口蹄疫なんかに負けないで!


 途中、何度も車を止めては、下流域からキャンプ場までの駐車スペースやら入渓点などを、丁寧に丁寧に中尉殿に教えてもらいつつ、先ずは冬はスキー場、夏は牧場になる広い山裾を前にした駐車場へと車を進める。車から降りるなり、今少し、目前の流れのことやら、入渓、脱渓のポイントなど、あれこれ細かいことを中尉殿に伺いつつも、空を見上げれば、まだまだ明るい。日没までにまだ2時間あまりあるこの時間。

 んじゃ、少し釣ってみましょうか・・・

ということになれば、すぐさまロッドをつなぎ、ゆるゆるとラインを通しているのだから、本当にこの馬鹿に限っては始末に負えない。

中尉:この先を降りたところに大きなプールがあって、
   イブニングの時なんか、Gパンにスニーカーで釣れちゃうんですよ・・・


などと、明るく大きな声を響かせ、景気の良いことを語り続ける中尉殿の後に付き、はやる心を抑えつつ歩む小生。いくほどもない後、おおせつかった川辺に降り立ってみれば、

 そんなプールはどこにもなぁい!(-_-;)

んぬぬぬっ、と思わず色めき立つ小生の焦る気配を察しられたか、

中尉:あれえっ、ここ流れが変わってる、前はあんな大きな岩なんかなかったのに・・・

とまぁ、これみよがしに大きく、驚きの声を揚げられる中尉殿。

 もしかしたら俺はだまされているのでは・・・(?_?)

という疑念もふと沸いたりもするが、いやはや皆様方ご安心を。この鷹揚でどこまでもアテにならない心の広さこそが、千年の都人の典雅な心を今に受け継ぐFF平安貴族、こと

 vanilla中尉殿の真実!

なのでありますから。





 さて朝からの増水濁流もさすがにこの時間になれば収まっている一色川。いまだ流れはしっかりとした太いものでえあっても、水色はクリア。転々と並ぶ白い巨岩に弾けるしぶきも清冽そのものであった。「まま、釣れなくてもともと」と思い、強い流れを避け、岸よりの水の溜まる所にキャストをすれば、すぐさまポチャン!という小さなアタリ。こんな誰もが通り道とするような場所でも反応があるということは、

 この場所、今日は誰も入っていない!(^_^)v

という証拠。土曜の休日、しかも夕刻。こんな人気河川でありながらこれほどフレッシュな状態であるというのは、午前中の悪条件のため、釣り人が避けて通ったおかげでもあろう。まま、それもこれも、このことを予想したかのごとくスローなスタートを小生に切らせて下さった中尉殿の朝の遅刻にこそ、

大感謝!



鰓と尾鰭が少し悲しい、放流ものの23cm。


すべきなのであるなあ・・・と改めて思い至っているのだから、まさに、

 人生いったい、何が起こるかわかりません・・・(@_@)

ということなのであります。

 それから1時間少し、100メートルほどキャンプ場下の流れを釣り上がったが、それでも23cmを頭に4尾の岩魚に遊んでもらう。(強く大きな魚はきっと流心の中に潜んでいたのでしょう)ここでも遠投につぐ遠投を続ける中尉殿にご様子を聞けば、やはり高活性。あちこちで反応があって十分に楽しめるとのこと。今回は太い流れゆえに釣る場所も限定されたが、平水なら遡行も楽で、上も開けたこの流れ。まさに小生のように、いまだ若葉マークの取れぬ渓流FF初心者には、まさに格好の練習場所だと言えよう。交通の便の良いことも加えれば、この川、朝の庄川同様、

 また一人で来ようっと! (^_^)v

としっかり心に刻みつつ、先ずは、今度こそ、ほんとうに

 
本日終了でぃ~す!



本日最後の一尾、なんだかんだで一日13尾。今回もツ抜け!です


ということに相成った。車に戻り、着替えやら片付けを済ませた後は、今日一日、ガイド役をお願いしたvanillaice中尉に再度御礼のご挨拶・・・とは思う矢先に、

中尉:ほんとに今日はごめんなさい。朝からひどくご迷惑を掛けて・・・。

と今日を締めくくる中尉殿の謝罪を聞くことに。

ひげ:いえいえ、それよりまたどこか、違う川を教えて下さいよ
中尉:そうですね、それじゃ今回の埋め合わせも兼ねて、A川かN川にでも・・・
ひげ:まぁ、無理は言わないけど・・・、頼みますよ
中尉:はいはい、おおせのとおりに・・・


とひたすら低姿勢なまま、小生のご機嫌を伺う中尉殿の姿を知らぬ人が見れば、

 悪代官に虐げられる民百姓!

とさえ見えたはず。ヒヒヒヒ・・・、かくのごとく、ひとたび相手の弱みを握るや否や、骨の髄までとことんしゃぶり尽くすのが、このひげオヤジ流。今しばらくはvannila殿をその毒牙の餌食にせんと、心の底には朝同様の濁流が激しく流れるのを感じつつ、ほんとうに、ほんとうに、

 また一緒に遊びましょうね! (^_^)/~

それまでは、ぜったいに、ぜったいに許してあげないんだから。いいですね、中尉殿!

2010/06/20
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